B.3.10 gml:Solid

gml:Solidは、立体を記述するための幾何オブジェクトである。

B-13 — 要件B-12: 立体記述のためのgml:Solid使用

ID

/req/gm/12

主題

妥当な幾何オブジェクトの要件

分類

要件分類B-1: 妥当な幾何オブジェクト

条文

データ製品に含まれる立体の記述には、gml:Solidを使用する。

CityGMLでは、立体を記述するための幾何オブジェクトとして、gml:Solidとこれの集まりであるgml:CompositeSolidが存在する。しかしながら、gml:CompositeSolidに対応するソフトウェアが現時点ではないことから、3D都市モデルでは、gml:Solidを使用する。

B-14 — 要件B-13: gml:Solidの外側境界と内側境界

ID

/req/gm/13

主題

妥当な幾何オブジェクトの要件

分類

要件分類B-1: 妥当な幾何オブジェクト

条文

gml:Solidは一個の外側境界を必ずもち、また、0個以上複数個の内側境界をもってもよい。

gml:Solidは、外側境界(殻)を必ずもたなければならない。また、その内部にも境界をもつこともできる。

B-15 — 要件B-14: gml:Solidの妥当性条件

ID

/req/gm/14

主題

妥当な幾何オブジェクトの要件

分類

要件分類B-1: 妥当な幾何オブジェクト

条文

妥当なgml:Solidは、以下を満たさなければならない。

A

gml:Solidの境界を構成する曲面が、自己交差していない。

B

gml:Solidは閉じている(水密である)。

C

gml:Solidの内部が連続している。

D

gml:Solidの境界を構成する曲面が、適切な方向を向いている。

E

gml:Solidの境界を構成する曲面が、重なっていない。

B-7 — 妥当なgml:Solidの例

立体を構成する境界の記述には、合成曲面(gml:CompositeSurface)を使用する。合成曲面は連続していなければならず、重なったり、離れていたりしてはならない。また、立体の境界となる合成曲面は、閉じていなければならない。

B-8 — エラーとなるgml:Solidの例

立体を構成する境界となる曲面の向きは、立体の内部から離れる方向を向いていなければならない。