B.3.10 gml:Solid
gml:Solidは、立体を記述するための幾何オブジェクトである。
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主題 | 妥当な幾何オブジェクトの要件 |
分類 | |
条文 | データ製品に含まれる立体の記述には、gml:Solidを使用する。 |
CityGMLでは、立体を記述するための幾何オブジェクトとして、gml:Solidとこれの集まりであるgml:CompositeSolidが存在する。しかしながら、gml:CompositeSolidに対応するソフトウェアが現時点ではないことから、3D都市モデルでは、gml:Solidを使用する。
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主題 | 妥当な幾何オブジェクトの要件 |
分類 | |
条文 | gml:Solidは一個の外側境界を必ずもち、また、0個以上複数個の内側境界をもってもよい。 |
gml:Solidは、外側境界(殻)を必ずもたなければならない。また、その内部にも境界をもつこともできる。
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主題 | 妥当な幾何オブジェクトの要件 |
分類 | |
条文 | 妥当なgml:Solidは、以下を満たさなければならない。 |
A | gml:Solidの境界を構成する曲面が、自己交差していない。 |
B | gml:Solidは閉じている(水密である)。 |
C | gml:Solidの内部が連続している。 |
D | gml:Solidの境界を構成する曲面が、適切な方向を向いている。 |
E | gml:Solidの境界を構成する曲面が、重なっていない。 |
立体を構成する境界の記述には、合成曲面(gml:CompositeSurface)を使用する。合成曲面は連続していなければならず、重なったり、離れていたりしてはならない。また、立体の境界となる合成曲面は、閉じていなければならない。
立体を構成する境界となる曲面の向きは、立体の内部から離れる方向を向いていなければならない。