D.6.1.5.2 作業手順
三次元図化により道路縁を新規に取得する。三次元図化はMMS点群を基本とする。周辺環境によって航空写真から図化できる場合もあるが、道路縁に数十㎝程度のずれが生じる可能性がある。また航空写真から図化する場合、立体交差部は現地補足が必要となる。
航空写真又は点群データを参考に、交差部、道路構造が変化する場所及び位置正確度や取得方法が変わる場所で区切る。このとき交差部は、停止線がある場合は停止線の延長で区切り取得する。停止線がない場合は、要件tran-5に従い区切る。
航空写真又は点群データを参考に、b)で作成した道路縁をつないだ面を車道部、車道交差部、歩道部及び島に区分する。
航空写真又は点群データを参考に、区画線を判読し、車道内の車線を区分する。
LOD3.1では、停止線がある場合はtran:Roadを停止線の延長で区切る。一方、LOD1及びLOD2では、tran:Roadを隅切りや交差する道路の道路縁が接する点で区切る。これにより、LOD1及びLOD2で作成したtran:Roadの形状と、LOD3.1で作成した面の形状は異なる。しかしながら、LOD3.1で作成した面が、LOD1及びLOD2で作成した面が同一のtran:Roadの幾何オブジェクトだと判断できる場合は、当該LOD1及びLOD2の面を空間属性としてもつtran:Roadの空間属性として作成したLOD3.1の面を扱う(すなわち、当該tran:Roadのtran:lod3MultiSurfaceとする)。
交通(道路)モデル(LOD3.1)の作成例を以下に示す。LOD3.1では車線が区分される。