F.3.1.5.2 作業手順
MMS点群から三次元図化により道路縁を新規に取得する。三次元図化はMMS点群を基本とする。周辺環境によって航空写真から図化できる場合もあるが、道路幅員に数十㎝程度のずれが生じる可能性がある。また航空写真から図化する場合、立体交差部は現地補足が必要となる。
航空写真又は点群データを参考に交差部・道路構造が変化する場所・位置正確度や取得方法が変わる場所で区切る。交差部は停止線の延長で区切り取得する。停止線がない場合は、要件D-5の説明にある区切り例を参考に区切り取得する。(LOD3.0と同じ区切り位置となる)
LOD2と同様に航空写真又は点群データを参考に車道部、車道交差部、歩道部、島に区分する。
航空写真又は点群データを参考に道路区画線を判読し、車道内の車線を区分する。
LOD3.1では、停止線がある場合はtran:Trackを停止線の延長で区切る。これにより、LOD1及びLOD2で作成したtran:Trackの形状と、LOD3.1で作成した面の形状は異なる。しかしながら、LOD3.1で作成した面が、LOD1及びLOD2で作成した面が同一のtran:Trackの幾何オブジェクトだと判断できる場合は、当該LOD1及びLOD2の面を空間属性としてもつtran:Trackの空間属性として作成したLOD3.1の面を扱う(すなわち、当該tran:Trackのtran:lod3MultiSurfaceとする)。