G.2.1 交通(広場)モデル

広場は、都市計画法第11条第1項に示される交通施設のうち、「駅前広場」、「自動車ターミナル」及び「交通広場」について、都市計画で定められた施設(都市計画施設)を指す。
広場の記述には、CityGMLに定義されたTransportationモジュールのtran:Squareを使用する。

標準製品仕様書では、広場の表現に必要な地物型等をCityGML及びi-URから抽出し、LODごとに、含むべき地物型、各地物型の空間属性の型、取得基準、取得方法及び補足を定めた「交通(広場)モデル」を定義する(G-1)。

交通(広場)モデルのLODは、LOD0からLOD3までを対象とする。

G-1 — 交通(広場)モデルのLODの考え方

LOD0は広場を線として表現するが、このときの線は、ネットワーク又は道路縁及び車道の界線のいずれかを選択できる。3D都市モデルでは、ネットワークを採用することを原則とする。道路縁及び車道の界線を採用する場合、公共測量標準図式に従う。

交通(道路)モデルと同様、LOD1以降では、広場の形状を面により表現できる。LOD2以降では広場内を歩道や車道に区分することができる。さらに、LOD3では高さをもつ。