I.3.2.2 都市計画基礎調査の調査区と都市計画基本図の行政界との差異
都市計画基礎調査では、あらかじめ調査区が設定され、調査区の範囲で土地利用現況のデータが整備される。この調査区は、主に市区町村や大字・町・丁目などの境界を基に定められているが、その境界の取得に使用する原典資料は、都市計画基本図(地図情報レベル2500の数値地形図データ、以下「DMデータ」と呼ぶ)ではないことが多い。
そのため、原典資料の作成時期や位置正確度によって、調査区の境界がDMデータに含まれる行政界の形状と一致せず、これにより土地利用の形状と市区町村の形状とにずれが生じる可能性があることに注意しなければならない。
調査区の境界とDMデータに含まれる行政界とが一致しない場合も、土地利用現況の形状の修正は行わない。