J.3.2.2 成果品データの空間範囲
3D都市モデルの整備範囲は、対象都市の行政区域が基本となる。
洪水浸水想定区域等は河川単位で作成されていることから、原典資料の空間範囲が3D都市モデルの整備範囲となる各市区町村の行政区域よりも大きくなる。このとき、3D都市モデルの整備範囲となる各市区町村を包含する基準地域メッシュが、災害リスク(浸水)モデルの空間範囲となる。洪水浸水想定区域全域ではなく、洪水浸水想定区域のうち、当該市区町村を包含する基準メッシュの範囲を抽出する必要はあるが、基準メッシュごとに分かれた地物を、市区町村の行政界で区切る必要はない。
また、土砂災害警戒区域についても、都道府県単位で指定されており、3D都市モデルの整備範囲となる各市区町村の行政区域を越える範囲が指定されている場合がある。このとき、市区町村の行政区域にかかる全ての土砂災害警戒区域の範囲が、災害リスク(土砂災害)モデルの空間範囲となる。土砂災害警戒区域を、市区町村の行政界で区切る必要はない。