K.2.2 使用可能な地物型とLOD

都市計画決定情報は、i-URのUrbanFunctionモジュールに定義されたurf:_UrbanFunctionの下位型を用いて記述する。urf:_UrbanFunctionを継承するurf:Zoneは、概念的な区域であり、これをさらに継承して、都市計画区域や用途地域、地区計画のような地物型が、都市計画決定情報として都市計画法及び関連法令に基づき定義されている。

K-3 — 都市計画決定情報モデルの記述に使用する地物型と空間属性

地物型

空間属性

LOD0

LOD1

LOD2

LOD3

適用

urf:Zoneを継承する地物型

都市計画の区域は、urf:Zoneを継承するクラスを用いて記述する。

urf:lod1MultiSurface

必須

条件付必須

任意(ユースケースに応じて要否を決定してよい)

K-4 — 要件K-2: 都市計画の区域記述条件

ID

/req/urf/2

主題

妥当な都市計画決定情報データセットの要件

分類

要件分類K-1: 妥当な都市計画決定情報オブジェクト

条文

都市計画の区域は、urf:Zoneを継承する地物型を用いて記述する。

urf:Zoneは具象の地物型であり、これを使用して都市オブジェクトを作成できるが、都市計画決定情報は、urf:Zoneを継承する地物型(例:urf:UrbanPlanningArea)を使用して記述しなければならない。
なお、都市計画の区域以外に法令で定める区域(例:港湾区域)は、urf:Zoneを使用して記述する( 附属書U参照)。