K.4.1.1.1 GISデータの変換により作成する方法

GISデータがある場合には、これを利用できる。
ただし、既存のGISデータの利用にあたっては以下の点に留意する。

K-13 — 留意事項K-3: GISデータに適用される空間参照系

ID

/att/urf/3

主題

妥当な都市計画決定情報データセットの要件

分類

要件分類K-1: 妥当な都市計画決定情報オブジェクト

条文

都市計画決定された時期やGISデータが作成された時期により、データに適用された空間参照系が異なる場合がある。
そのため、GISデータに設定された空間参照系を確認すること。また、空間参照系が設定されていない場合には、背景となる地形図との重畳により位置を確認し、適切な空間参照系を設定の上、標準製品仕様書が指定する空間参照系に変換すること。

K-14 — 留意事項K-4: GISデータの位置正確度の確認

ID

/att/urf/4

主題

妥当な都市計画決定情報データセットの要件

分類

要件分類K-1: 妥当な都市計画決定情報オブジェクト

条文

都市計画決定情報のGISデータには、計画図(縮尺1/2500以上)から作成されたデータや総括図(縮尺1/25000以上)から作成されたデータがある。また、計画図から作成されたデータであっても、元となる計画図が小縮尺の地形図を拡大した便宜的に縮尺1/2500の縮尺である場合もある。

標準製品仕様書では、地図情報レベル2500の地形図を背景として作成された都市計画決定情報オブジェクトを、地図情報レベル2500という。既存のGISデータを利用する場合も、そのGISデータが地図情報レベル2500の地形図を背景として作成されたデータでなければ、GISデータからの変換により作成した都市計画決定情報オブジェクトも地図情報レベル2500とはならない。ただし、このときの地図情報レベル2500とは、背景となる地形図が作成された時点のものとなる。

地図情報レベル2500以外のGISデータを利用する場合には、原典資料リストにおいて、地図情報レベルを明示すること。