L.2.3.3 LOD2

橋梁モデル(LOD2)では、橋梁の形状を面又は立体により表現する。このとき、橋梁オブジェクトは、橋梁モデル(LOD2)の定義に従ったものでなければならない。橋梁モデル(LOD2)は、橋梁の形状を面で表現するか立体で表現するかによりLOD2.0及びLOD2.1に区分する。

L-8 — 要件L-5: 橋梁のLOD2形状定義

ID

/req/brid/5

主題

妥当な橋梁データセットの要件

分類

要件分類L-1: 妥当な橋梁オブジェクト

条文

橋梁のLOD2の形状は、橋梁モデル(LOD2.0)又は橋梁モデル(LOD2.1)の定義に従う。

橋梁モデル(LOD2.0)では、橋梁の形状を面の集まりとして表現し、橋梁モデル(LOD2.1)では、橋梁の形状を立体として表現する。

L-9 — 橋梁モデル(LOD2)の取得例

LOD2.0

取得例

説明

道路橋、桟道橋及び鉄道橋は、床版の外周を、高さをもった面として表現する。

横断歩道橋、ペデストリアンデッキ及び跨線橋は、本体(上部工、階段及び踊り場)の外周を取得し、高さをもった面として表現する。
階段の個々の段は取得せず、下端と上端を結んだ平面として表現する。

LOD2.1

取得例

説明

道路橋、桟道橋及び鉄道橋は、床版及び主桁によって、厚みと高さをもった立体として表現する。
橋脚などの構造上不可欠な部材(BuildingConstructionElement)を表現してもよい。
上図では、橋脚を表現している。

横断歩道橋、ペデストリアンデッキ及び跨線橋は、本体(上部工、階段及び踊り場)を、それぞれを厚みと高さを持った立体として表現する。
上部工、階段及び踊り場は分けて取得できる。
階段の個々の段は取得せず、下端と上端を結んだ面として表現する。

横断歩道橋等に本体と一体的な屋根があった場合は、境界面を分けて取得する。上図では、上部工が屋根と壁に囲まれていたため、屋根(RoofSurface)及び外壁面(WallSurface)及び下面(OuterCeilingSurface)に境界線を分けて取得している。
橋脚などの構造上重要な部材(BuildingConstructionElement)を表現してもよい。上図では、橋脚を表現している。