M.2.1 トンネルモデル
トンネルとは、上方を含め周辺が地山や他の構造物で覆われている、交通、輸送等に供する構造物である。[道路基盤地図情報(整備促進版)製品仕様書(案)]
標準製品仕様書では、その設置の形態から、ボックスカルバート、シェッド、シェルター及び地下横断歩道もトンネルに含める。
標準製品仕様書では、トンネルの表現に必要な地物型等をCityGML及びi-URから抽出し、LODごとに、含むべき地物型、各地物型の空間属性の型、取得基準、取得方法及び補足を定めた「トンネルモデル」を定義する。
トンネルモデルのLODは、LOD0からLOD4までを対象とする。
トンネルモデル(LOD0)は、トンネルの形状を、「公共測量標準図式」に従い、点、線又は面により表現する。
トンネルモデル(LOD1)は、トンネルの上方からの正射影の外周を一律の高さで上向きに押し上げた立体(箱モデル)により表現する。
トンネルモデル(LOD2)では、トンネルの形状を立体により表現し、立体を構成する各境界面を地物として取得する。
トンネルモデル(LOD3)では、トンネルの形状を立体により表現し、立体を構成する各境界面を地物として取得するとともに、トンネルの開口部やトンネルの外側に付いている付属物を地物として取得する。
トンネルモデル(LOD4)では、トンネルモデル(LOD3)による外形に加えて、トンネル内部の形状を立体により表現する。