N.3.1.3.2.1 護岸・堰・水門・閘門・陸門・樋門・樋管・伏せ越し
その他の構造物モデル(LOD1)に航空レーザ点群又は航空写真から作成した点群を重畳させる。
その他の構造物モデル(LOD1)の立体の上面のうち、高さが異なる部分を判読し、分割線(エッジ)を取得する。
分割線の取得基準はデータセットが採用する地図情報レベルの高さの誤差の標準偏差に収まるようにする。このとき、構造上不可欠でない付属物(手すり、柵、構造物と一体でない階段)は、その他の構造物モデル(LOD2)での作成対象でないため、高さが異なる部分とはしない。
なお、上空から見えないとなる部分は外周を取得できない。例えば上部に管理所等の構造物があり、水門や堰のゲートが上から見えない場合はゲートの形状を表現しない。図面を用いて外周を取得する場合も同様である。図N-10 — その他の構造物モデル(LOD1)を高さが異なる面で分割するイメージ その他の構造物モデル(LOD1)の立体をb)で取得した分割線を用いて分割する。
これにより、その他の構造物モデル(LOD1)の立体を、高さの異なる部分に分割できる。c)で分割した立体の上面の各頂点に、点群の高さを与える。護岸や堤防に階段が設けられている場合は、最上段及び最下段を結ぶスロープ状に表現する。
これにより、その他の構造物モデル(LOD1)の立体を分割した各部分は、それぞれの高さをもつ。d)で作成した立体を構成する境界面を屋根面(RoofSurface)、外壁面(WallSurface)又は底面(GroundSurface)に区分する。
境界面は、上向きの面を屋根面、下向きの面の内最も低い面(水面又は地面と接する面)を底面、それ以外の面を外壁面に区分する。