P.2.3.2 LOD1
地下埋設物モデル(LOD1)では、地下埋設物の形状を立体として表現する。立体は、地下埋設物の外周の正射影を取得し、地表から一律の高さで下向きに立ち上げて作成する。一律の高さは、地表から地下埋設物の下端までとする。また、複数の地下埋設物がまとまって埋設されている場合は、最外縁の正射影を取得し、地表から一律の高さで下向きに立ち上げる。このとき、地下埋設物オブジェクトは、地下埋設物モデル(LOD1)の定義に従ったものでなければならない。
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主題 | 妥当な地下埋設物データセットの要件 |
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条文 | 地下埋設物のLOD1の形状は、地下埋設物モデル(LOD1)の定義に従う。 |
地下埋設物モデル(LOD1)では、マンホール及びハンドホールは、外周の正射影として、蓋の上からの正射影を包含する矩形を取得する。また、管路は外径が不明な場合には内径及び管種から外径を推定し、この外径を使用して外周の正射影を推定する(P.6.2.6参照)。
地下埋設物モデル(LOD1)では、地下埋設物の形状を地表から一律の深さで立ち上げた立体として表現するため、地下埋設物の正確な深さは分からないが、埋設物が存在する可能性がある空間を表現できる。