R.3.1.2.2 作業手順

  1. 航空写真又は航空レーザ点群を用いて、単独木又は植生の上方から正射影の外周を取得する。

  2. 作成した外周内に含まれる地表面の高さを取得する。地表面が傾斜している場合は、最低となる高さとする。

  3. 航空写真から作成した点群又は航空レーザ点群から高さを取得し、その値でa)で取得した面を地表面から上向きに押し出した立体とする。押し出す高さは、単独木の場合は最高高さとする。植被の場合はa)で作成した外周内の中央値となる高さとする。

R-12 — 留意事項R-1: GISデータの使用について

ID

/att/veg/1

主題

妥当な植生データセットの要件

分類

要件分類R-1: 妥当な植生オブジェクト

条文

植栽台帳、街路樹台帳、道路現況施設台帳(植栽)、公園台帳などの各種台帳の付属図面がGISデータとして整備されている場合がある。これらのGISデータには単独木の樹冠の広がりや植被の範囲が含まれるため、LOD1の立体を押し出す底面として利用できる。
ただし、GISデータの利用にあたっては、品質等を含むGISデータの仕様を確認し、利用可否を判断する必要がある。

植生(単独木)モデル(LOD1)の作成例を下記図に示す。

植生(単独木)モデル(LOD1)の作成例

植生(単独木)モデル(LOD1)の作成例を下記図に示す。

植生(植被)モデル(LOD1)の作成例