S.2.1 地形モデル
地形とは、地表の起伏の状態をいう。[付録7 公共測量標準図式]
地形の記述には、CityGMLのReliefモジュールに定義された、dem:ReliefFeatureを使用する。
CityGMLでは、地形の表現として、不規則三角網(TINRelief)による表現や標高点の集まり(MassPointRelief)による表現、等高線等の高さをもつ線の集まり(BreaklineRelief)による表現など、複数の表現方法について、それぞれ必要な地物型を用意している。
標準製品仕様書では、地形の表現に必要な地物型等をCityGML及びi-URより抽出し、LODごとに、含むべき地物型、各地物型の空間属性の型、取得基準、取得方法及び補足を定めた「地形モデル」を定義する。
地形モデルのLODは、LOD0からLOD3までを対象とする。地形モデル(LOD0)は公共測量標準図式に従った地形の表現である。地形モデル(LOD1)から地形モデル(LOD3)までは、地形の作成に使用する原典資料の点密度又は標高点格子間隔により決定する。