T.2.1 水部モデル
水部とは、河川、細流、一条河川、かれ川、用水路、湖池、海岸線、水路地下部及び低位水涯線をいう。[付録7 公共測量標準図式]
標準製品仕様書では、水部の表現に必要な地物型等をCityGML及びi-URより抽出し、LODごとに、含むべき地物型、各地物型の空間属性の型、取得基準、取得方法及び補足を定めた「水部モデル」を定義する。
水部モデルのLODは、LOD0からLOD3までを対象とする。
水部モデル(LOD0)では、水部の形状を、線により表現する。水部の形状の線は、河川ネットワーク又は水涯線のいずれかとする。
水部モデル(LOD1)では、水部の形状を、高さをもった面として表現する。
水部モデル(LOD2)では、水部の形状を立体として表現する。水部の立体は、水涯線により囲まれた面(水面)、水底面及び管理区間や行政区域を区切る面を境界面とする。
水部モデル(LOD3)では、水部の形状を立体として表現する。このとき、水部モデル(LOD2)の立体から水中にある構造物が占める空間を除いた立体となる。