T.3.1.1.2 作業手順

  1. 作成対象とする河川を管理する河川事務所から河川基盤地図を入手し、その中から対象河川の「河心線」を抽出する。河川基盤地図が入手できない場合は、都市計画基本図等のDMデータに含まれる水涯線から中心線を作成する、又は航空写真から現況河道の中心線を図化する。
    湖沼は水涯線を取得し、河川中心線はその水涯線に接するように作成する。また、海岸線は、水涯線と河川区域の境界とを結ぶ線を取得する。

  2. a)で抽出又は作成した河川中心線を構成する頂点の順列を調整する。
    標準製品仕様書では、頂点の順列は流下方向に一致させることが規定されている。そのため、河川中心線を構成する第1点目の頂点を流下始点とし、最終点を流下終点となるように頂点の順列を調整する。
    流下方向が不明の河川又は湖沼若しくは海岸線であっても頂点の順列は一定の方向となるよう調整し、そのうえで属性flowDirectionをfalseとする。

    T-2 — 湖沼、海岸線の作成イメージ