1.日時
平成21年6月30日(火)15:30~17:30
2.場所
中央合同庁舎7号館12階共用第2特別会議室(東京都千代田区)
3.出席者(五十音順、敬称略)
浅見 泰司、黒田 克司、小林 重敬、児玉 桂子、嶌 信彦、長沢美智子、野城 智也
4.議事
・ 役員給与の支給基準の一部変更について
・ 長期借入金及び都市再生債券発行の計画について
・ 平成20年度財務諸表について
・ (報告事項)経営改善に向けた取組みの進捗状況等について
・ 勘定間の利益繰り入れについて
・ 平成20年度業務実績評価(第1回)について
・ 第一期中期目標期間の業務実績評価(第1回)について
5.議事概要
○分科会長代理については、分科会長が長沢委員を指名した。
○役員給与の支給基準の一部変更についての説明が機構からなされた後、分科会として了承された。
○長期借入金及び都市再生債券発行の計画についての説明が機構からなされた後、分科会として了承された。
○平成20年度財務諸表についての説明、経営改善に向けた取組みの進捗状況等についての報告及び勘定間の利益繰り入れに
ついての説明が機構からなされた後、討議が行われ、分科会として了承された。
○平成20年度業務実績報告書及び第1期中期目標に係る事業報告書について機構から報告がなされた後、討議が行われた。
主な質問・意見は次のとおり
<平成20年度財務諸表について>
<経営改善に向けた取組みの進捗状況について>
<勘定間の利益繰り入れについて>
・ 販売用不動産等の評価損が平成20年度に382億出ていることについて、マーケットの悪化によるもの、事業計画の変更によって出てきたものの内訳を教えてほしい。
・ 減損損失の発生の原因は何か。
・ 一般の賃貸住宅管理費と比べて賃貸住宅部門の財務コストの比率が非常に高いが、将来的なコストの展望、適切な価格でより良質なサービスを供給する長期的な展望があれば教えてほしい。
・ セグメント別の経営成績を見ると、平成19年度は非常に振れが大きいが、平成20年度はかなり収束している。平成20年度を将来の姿として考えてよいのか。それとも、経済的な変動がまた出てくれば、平成19年度のような姿になる可能性があるのかどうか。
<平成20年度業務実績評価(第1回)について>
<第一期中期目標期間の業務実績評価(第1回)について>
・ 数値目標を達成した、達成していないということで評価するのがいいのか。本来的に言えば、景気等の外部の諸状況を勘案して
評価していくべきではないか。
・ 機構の役割が時代とともに少しずつ変わってきている。都市再生に係る事業実施基準を策定したこと自体は評価できるものだが、
これをずっと金科玉条のごとく変えないのではなく、現に補正予算において従来以上に大きな役割を果たすことが期待されている
ように、不断に見直しを行い、少しずつ改善していくことが望ましい。
・ 審議の時間配分について、検討する時間が足りないので考慮してほしい。
・ 随意契約の見直しを進めるためには、サービスの水準が落ちることがないように仕様書について見直し整備をしっかりやっていただき
たい。
・ 随意契約に関する説明が断片的で全体が把握できない。平成20年度から競争性のある契約方式に移行する原則から
除外されている真にやむを得ないもの、移行に時間を要するものについて、全体像についても示してほしい。
・ 賃貸住宅については安定した収益を確保しているが、土地の譲渡については景気変動の影響を大きく受けている。土地の売却に
際しての判断はどのようにしているのか。
・ いつどういう形で土地を譲渡するかについて調整、検討する専門的な組織を機構の中に設けて事業を行っているのか。
・ 今後の世の中のあり方(ライフスタイル)は、今までとは相当異なるものになると考えられる。特に低炭素社会は大きな課題であり、
これに対して機構としてどのように取り組んでいくのか。また、相当程度増加している低所得者に対する住宅をどうするのか。
いずれの課題についても、地方分権という大きな流れの中で対応する必要がある。
・ 2回の審議で評価をすることは時間的に困難なので、説明の仕方等について事務局と相談して、来年度以降の評価の手続きに
ついてやり方を考えたい。