第7回自動車燃費基準小委員会 議事要旨

第7回自動車燃費基準小委員会 議事要旨

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合同会議(第7回)
議事要旨

1.日 時:2019年3月20日(水)16:00~18:00

2.場 所:経済産業省 別館3階 312共用会議室

3.出席者:
【委員】
  塩路座長兼委員長、大石委員、河合委員、草鹿委員、竹岡委員、永井委員、松村委員
【オブザーバー】
  池ヶ谷オブザーバー、神岡オブザーバー(日本自動車工業会)、青木オブザーバー(日本自動車輸入組合)
【事務局】
  経済産業省 吉田省エネルギー課長、井出省エネルギー課長補佐、石川自動車課室長
  国土交通省 島自動車局次長、佐橋環境政策課長、河野環境政策課専門官

4.議 題:
  [1] EV/PHV普及の現状について
  [2] 表示事項等について
  [3] 基準達成判定について
   
5.議事要旨: 
〇議題[1] EV/PHV普及の現状について
事務局からEV、PHVの現状等について説明を行った。委員からの主な意見等は以下のとおり。
  ・充電渋滞の解消に向けては、普通充電器よりも急速充電器の普及が有効ではないか。
  ・充電インフラの整備にあたって、最適な配置が重要ではないか。
  ・脱炭素化を図るためには、EV、PHVの普及と合わせて自然エネルギーの促進も重要ではないか。

〇議題[2] 表示事項等について
事務局から現行の表示事項等について説明を行った。委員からの主な意見等は以下のとおり。
  ・EV、ハイブリッド車等の種別をユーザーに明示すべきではないか。
  ・表示事項として、CO2よりも日本人に馴染みのある燃費(km/L)が考えられるが、WtWを考慮した表示は別途検討が必要ではないか。
  ・異なるエネルギー源同士をCO2等統一した指標で比較することも必要ではないか。
  ・自動車燃費のWtW表示を通じて、電気は原子力、再エネ、火力発電等の電源構成により評価が変動することを、消費者に理解していただくことも重要である一方、電源構成が変化することで評価が変わりうるので、WtWの表示は慎重に検討すべきではないか。
  ・EVの使用者に、発電時にエネルギーを消費していることを示す必要があるのではないか。
  ・TtWでの表示は、従来車とHV等同じエネルギー源の自動車同士を比較する際には有効であるが、エネルギー源が異なる場合は適切に比較出来ないのではないか。
  ・異なるエネルギー源の自動車同士を比較するために、自動車の性能に詳しくないユーザーでも性能評価できるレーティングも考えられるのではないか。
  ・ランニングコストを計算するためにTtWの表示は最低限必要ではないか。
  ・エネルギー以外の情報として、例えばランニングコスト等の円表示も考えられるが、使用方法・使用頻度でばらつきが生じるため、逆にユーザーの混乱を招くのではないか。

〇議題[3] 基準達成判定について
事務局から基準達成判定における評価について提案を行った。委員からの主な意見等は以下のとおり。
  ・燃料消費削減効果のある技術を評価するオフサイクルクレジットは、様々な省エネ技術の導入促進にも繋がるため有効ではないか。
  ・低燃費車を台数加算するスーパークレジットは、長期的には低燃費車の普及阻害となるおそれがあるのではないか。
  ・オフサイクルクレジット等や資料に含まれていない方法も含めて、真にエネルギー消費の削減に寄与する制度のみ導入するべきではないか。
  ・EV、PHVの普及見通しが不透明な中で、途中で進捗を確認するために中間評価は必要ではないか。
  ・EV・PHV普及を前提とした野心的な目標を掲げるにあたり、企業だけでなく、国も一体となって燃費の良い自動車の普及に取り組むべきではないか。

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