第3回防災国土づくり委員会

第3回防災国土づくり委員会 議事要旨

<日時・場所>
 平成23年7月4日(月)18:00~20:00
 中央合同庁舎第3
号館 10階共用会議室

<議事>
・事務局から資料説明
・討議(以下概要)

○今回の大震災で示された大都市の脆弱性、東海地震等への備えの必要性の2つが大きな課題として挙げられよう。
○とりまとめに当たっては、「実効性の確保」や「政府のリーダーシップが重要である」という旨も盛り込むようにしてほしい。
○被災地域におけるネットワークの確保について、場所によっては多重性・代替性の確保が不可能な地域もあり、そのような地域
 では、施設の耐震性確保等で対処するとすべき。
○広域性と地域性を併せ持つネットワークの確保にあたっては、リンクだけではなく道の駅やSA/PAといったノードも重要。
○被災地の公共交通の確保については、単なる鉄道等の元通りの復旧ということではなく、「地域の公共交通のサービスを復興し
 ていく」ということが大事ではないか。
の活用により様々な担い手が支援に参加する仕組みがあればよいのではないか
○古地図と現在の地図を重ねて評価するしくみが必要。
○土地のリスクに関する情報を一般に公開していくことが大事。
○災害リスクの低い地域への誘導をあきらめずに、粘り強く積極的に取り組んでいくことが必要。
○土地利用規制などの手段を用いて災害リスクの高いところの利用を減らしていくことが必要。
○分散型エネルギーシステムの推進にあたっては蓄電技術が必要であり、特に今後普及が見込まれるEVにおいては蓄電池を搭載
 していることから、その活用についても盛り込むべき。
○再生可能エネルギーの大量導入に伴い、配電における電力損失を軽減させるためにも、配電線を昇圧することが必要であると考
 えられる。
○ファンドによる地元企業支援、資金のマッチングを行う中間支援組織の活用が重要。また、住民、大学、行政が一体となって復
 興を行うソーシャルビジネスの機能が大事。
○地域建設業は余裕が無くなっており、行政の取組に協力するのが難しくなっているが、この点についての対応は施策として大き
 なポイントとなろう。
○被災地域の復興に当たっては、「真の意味でのスマートシティ、スマートコミュニティ」の構築を目指すという観点があっても
 いいのではないか。
○東北は美しい風景、景観を有しており、観光地も多い。復興にあたって美しさの再生、再建に取り組んでいくことが必要。



                                     (速報のため、事後修正の可能性があります。)

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