国土審議会第8回離島振興対策分科会

第8回離島振興対策分科会:議事要旨

国土審議会第8回離島振興対策分科会 議事概要(メモ)

平成24年10月31日12時00分より、国土交通省(中央官庁合同庁舎3号館)
特別会議室において、国土審議会第8回離島振興対策分科会が開催された。
本日の議事は以下のとおり。
(1)離島振興基本方針骨子(案)について
(2)離島指定基準の点検について
 
審議に先立ち、小川淳也分科会長及び長安国土交通副大臣が挨拶した。
議題(1)については、事務局から資料2及び資料3により説明の後、議論が行われた。
議題(2)については、事務局から資料5及び資料6により説明の後、議論が行われた。

  
【議事概要】
[1]離島振興基本方針骨子(案)について
・離島活性化交付金等事業計画は、県が市町村にヒアリングすることで計画を作るが、抑制的にならないよう、また、国や県がもっとサポートできるような表現にできないか。
・離島特別区域制度の整備について、行政事項でやるべきか、法制化がいいのかということも検討課題にできないか。
・抑制的にならず、どんどん知恵を出せるような方針にしてもらいたい。
・離島特区について、離島は人材も少ない。同類項も少ない。離島地域の意見も立法府としても出すが、例示も示すと意見が出しやすい。
・医療介護や生活環境、情報環境、仕事の環境、全体として離島は厳しい。基本計画作って終わりではなく、非常に無理をしてでもよくしていこうということが大事。
・今回の改正は新法に近い大改正だ。市町村は大きな期待を持っている。離島政策予算がどれくらい変わるかが大事。
・離島特区については、本則で謳っている。引き続き国会でも議員立法として離島特区の特措法の制定に向けてすぐに準備に取りかからなければならない。
・過疎債のような離島債の発行できないか。


[2]離島指定基準の点検について
・航路距離や便数とかすべての基準を満たしている離島の方が少数派である。今回の法改正の最大の目的は離島における定住の促進、無人島をこれ以上増やさないことであり、この法の精神にあった基準にするよう、大幅に見直しを行ってほしい。できるだけ早急に案を出していただき、早く改正法の対象に出来るようにしてほしい。
・内水面、琵琶湖の島についても、改正法にて「海等に囲まれ」とあるように湖、沼も同じ扱いが出来るように建て付けを変えた。
・立法者側の思いを受け止めて、部会にて早急に議論いただき、出来るだけ間口を広くしていただくようお願いしたい。
・有識者による離島指定検討部会の設置について了承された。

[3]その他
・附則に重要な離島ということばがあるが、国境離島を想定している。法律に入れたのだから、次の措置を検討してほしい。
・ドイツではコンテストをやっている。国交省あたりで予算を確保してコンテストをやってはどうか。賞を取った離島に行ってどんな工夫をしているか、どんな住民参加をしているかが分かることが重要だ。

(速報のため、事後修正の可能性があります。)

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