特殊土壌地帯対策分科会

第6回特殊土壌地帯対策分科会議事要旨

議事要旨

○ 平成25年2月22日(金)14時00分より、中央合同庁舎2号館国土政策局会議室において、
 国土審議会第6回特殊土壌地帯対策分科会が開催された。
 概要は以下のとおり。

(1)特殊土壌地帯対策事業計画(第13次)(案)について審議が行われた。
 [主な意見]
・環境との調和という視点は大事。可能な限り、環境に配慮した事業とすると良い。
・土砂災害、土石流など危険箇所は多数あり、それらを全てハード整備するのは難しく、ソフト事
 業も併せて実施する必要がある。
・今までにない降雨量で起こる斜面災害では崩壊した土砂は水を多く含み、遠くまで到達する可
 能性があり、これを踏まえ優先度を考えてハード事業を実施するべき。
・高齢化してきている地域では、ソフト施策との連携の強化というのは厳しいところがある。例えば、
 農地・水保全管理対策は多くの地域で活用されているが、交付のための事務処理量は従来から
 軽減されてきているとはいえ、高齢者にとってはかなりの負担。
・昨年の九州豪雨被害を見ると、降雨量が想定を超えたといわれているとおり、砂防施設の効果
 が足りなかったところもあり、新技術の研究開発という観点からも事業の技術的な事後評価の
 強化が必要。
・シラス台地畑地帯の承水路、落水施設等は老朽化が進んでいるが、それに対する更新や補修
 などの対策をより進めるべき。

(2)各委員からの意見を踏まえて特殊土壌地帯対策を進めていくことについて了承され、事業
   計画(案)については分科会として異議なしということとなった。
 


(速報のため、事後修正の可能性あり)

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