3月4日15:00より国土交通省(2号館)11階土地・水資源局会議室において、第2回国土審議会土地政策分科会企画部会中長期ビジョン
策定検討小委員会が開催された。
議事の概要は以下の通り。
○ 今後の不動産市場等について実務家委員からのヒアリングが行われた。
○ 「土地政策の中長期ビジョン」のイメージ・論点整理(修正版)について事務局より説明が行われ、これをもとに議論が行われた。
各委員から出された主な意見は以下のとおり。
◆ 不動産価格変動の中長期リスクに対応していくために、賃貸不動産市場を整備していくことも必要である。
◆ 国家戦略として不動産を考えていく必要がある。不動産をどう活用して、我が国の国際的なプレゼンスを高めるかといった観点
が重要である。
◆ 既存の住宅ストックが流動化せず、十分に活用されていないのには、国民の意識の問題がある。資産価値を確保するためにも、
住宅の流動化に向けて国民意識を変えていくことが必要である。高齢者の所有する広い戸建住宅の子育て層等への活用につ
いては、サブリース を使った仕組みや住替え支援機構による支援などあるが、なかなか進まないのが現状である。
◆ 日本経済の中で不動産をどう位置づけるか、国家戦略が必要である。また、不動産価格の大きな変動に対してどう対応するか
ということも重要である。
◆ リバースモーゲージは未だそれほど普及していない。何らかの公的な支援が必要ではないか。
◆ PREについては深掘りが必要ではないか。
【問い合わせ先】
土地・水資源局土地政策課 企画専門官 藤川 (内線 30624)
政策第一係 久保、藤本 ( 〃 30635、30636)
TEL(代)03-5253-8111 (直通)03-5253-8290