議事概要

スカイマーク株式会社からの混雑空港(関西国際空港)運航許可申請及びエアアジア・ジャパン株式会社からの混雑空港(成田国際空港)運航許可申請に係る審議(第1回)

1.日 時 : 平成24年2月14日(火) 10時30分~11時50分

2.場 所 : 国土交通省 2号館14階 運輸審議会審議室

3.出席者
 <委 員>
     大屋則之(会長)、上野文雄(会長代理)、廻洋子、保田眞紀子、島村勝巳、松田英三
 
  <国土交通省>
   航  空  局:久保田航空事業課長ほか
   事案処理職員:杉山運輸審議会審理室調査官

4.議事概要
○ 航空局がスカイマーク株式会社からの混雑空港(関西国際空港)運航許可申請及びエアアジア・ジャパン株式会社からの混雑空港(成田国際空港)運航許可申請の概要等について説明した。
  併せて、平成23年10月に混雑空港運航許可申請に係る答申を行ったPeach・Aviation株式会社の運賃・料金体系、利用者への周知等について航空局より報告を聴取した。

○ 運輸審議会委員からは、[1]安全規制の見直しの趣旨、[2]新千歳等相対応する空港の管制能力、[3]成田国際空港における国内線の今後の見通し等についての質問があった。
  これに対し、航空局からは、[1]安全規制の見直しに際しては、LCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)からだけでなく既存航空会社からも要望を集めて有識者会議を設置して検討を行っており、LCCのためだけの規制緩和ではない。また、国際的な基準より厳しくなっている技術規制を国際的な基準と同程度にできないかという観点で見直しを行っており、要望事項を全て規制緩和するものではない、[2]管制能力上、問題はない、[3]本邦の他のLCCも成田を拠点として保有機材を増加させ事業規模を拡大する計画であることから、今後国内線の更なる増加が見込まれる等の回答を得た。
  なお、[1]について、運輸審議会委員から、LCCのために安全のレベルを下げたと誤解されるとLCCの安全性について利用者の不安を招くおそれがあるので、安全規制の見直しについての対外的な説明等に際しては誤解を生じないよう留意する必要があるとの指摘があった。


(注) 事案処理職員とは、運輸審議会一般規則第7条の2の規定に基づき、運輸審議会の指名を受け、指定された事案を処理する国土交通省職員のことである。 

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