議事概要

Peach・Aviation株式会社からの混雑空港運航許可申請(成田国際空港)に係る審議(第1回)

1.日 時:平成25年9月12日(木) 10時30分~11時25分

2.場 所:国土交通省 2号館14階 運輸審議会審議室

3.出席者
<委 員>
 上野文雄(会長)、鷹箸有宇壽(会長代理)、廻洋子、保田眞紀子、島村勝巳、松田英三
 
<国土交通省>
 航空局:平岡航空事業課長ほか  
 事案処理職員:運輸審議会審理室 若林室長、杉山調査官、笠原主査

4.議事概要
○ 航空局がPeach・Aviation株式会社(以下「ピーチ」という。)からの混雑空港(成田国際空港)運航許可申請の概要等について説明した。
  
○ 運輸審議会委員からは、[1]ピーチはじめ国内LCCの現状、[2]成田・関西路線の需要見込み、ターゲットとする客層、[3]国際線との接続、[4]成田空港での折り返し時間、[5]成田空港での整備の体制、[6]新規乗入れ時の乗員の訓練等、[7]成田空港におけるLCC向けの対応等についての質問があった。
  これに対し、航空局からは、[1]ピーチは高い搭乗率で推移しており、収支も赤字ではあるが当初見通しより良く順調。ジェットスター・ジャパンは、搭乗率は悪くないが、関西空港の整備拠点化が遅れている。エアアジア・ジャパンは、搭乗率が低く苦戦しており、また、11月1日付けで全日空100%出資のバニラ・エアへ社名変更となる、[2]首都圏への路線開設については利用者から多くの要望が寄せられているところであり、十分に首都圏の新規需要開拓が見込めるとの判断により参入している。客層としては、当面はピーチの既存路線を利用している若年層等を考えていると思われる、[3]設定時間は、欧米路線の成田発の便には接続がよいが、成田着の便では待ち時間が生じる、[4]折り返し時間は同規模の機材では標準的な時間である、[5]自社又は全日空への委託で行うが、整備士は置かず、整備のベースは関西空港。現在の乗入れ先空港と同様である、[6]航空局が認可したマニュアルに従って訓練等を行い、各社で資格を付与する。今回の場合、座学で行うことになっている、[7]確認して次回説明時に回答する等の回答を得た。
  

(注) 事案処理職員とは、運輸審議会一般規則第7条の2の規定に基づき、運輸審議会の指名を受け、指定された事案を処理する国土交通省職員のことである。                             

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