議事概要

春秋航空日本株式会社からの混雑空港(成田国際空港)運航許可申請に係る審議(第1回)

1.日 時:平成26年4月10日(木) 10時30分~11時20分

2.場 所:国土交通省 2号館14階 運輸審議会審議室

3.出席者:
<委 員>
 上野文雄(会長)、鷹箸有宇壽(会長代理)、保田眞紀子、松田英三、河野康子、根本敏則
 
<国土交通省>
 航空局:平岡航空事業課長ほか  
 事案処理職員:運輸審議会審理室 杉山調査官、笠原主査

4.議事概要:
○ 航空局が春秋航空日本株式会社(以下「春秋日本」という。)からの混雑空港(成田国際空港)運航許可申請の概要等について説明した。
  
○ 運輸審議会委員からは、
[1]春秋航空の日本路線の利用者及び春秋日本がターゲットとする利用者
[2]新しいビジネスモデルかと思われるが、航空局はどう評価しているのか。
[3]春秋日本の国内拠点の考え方
[4]中国との政治・外交上の問題が影響を及ぼすおそれ
[5]低運賃とすることで安全面で懸念はないか。
[6]春秋航空の事故発生状況
[7]投資ファンドが株主に含まれているが、投資ファンドが外資規制の抜け道となることはないか。
[8]諸外国における外資規制の状況
[9]利用者からの苦情処理体制
等についての質問があった。

 これに対し、航空局からは、
[1]春秋航空の日本路線の利用者は、大部分が訪日中国人観光客であると聞いている。春秋日本も、訪日中国人観光客の国内移動を主たるターゲットとしているが、それだけでは座席が埋まらないので、併せて国内需要も開拓していくと聞いている。
[2]地方空港の活用も含め、国内線市場の活性化に資するのではないかと考えている。
[3]訪日中国人観光客の東京へのニーズが非常に高いため、成田を拠点としたと聞いている。
[4]現在、中国からの訪日者数も以前の水準に戻っており、航空分野で特段の懸念はないと考えている。
[5]従来より、非常に厳しい安全面の審査を行っているが、今回の春秋日本に対しても同様の審査を実施している。具体の整備体制等については、次回審議時に説明する。
[6][5]に関連して、次回審議時に回答する。
[7]投資ファンドの状況も踏まえ、外資規制(1/3未満)をクリアしていると判断し、事業許可を行っている。
[8]1/2未満という国もあるし、アメリカは1/4未満など国によりまちまち。外資規制を撤廃している国はごく少数。
[9]次回審議時に回答する
等の回答を得た。


(注) 事案処理職員とは、運輸審議会一般規則第7条の2の規定に基づき、運輸審議会の指名を受け、指定された事案を処理する国土交通省職員のことである。

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