議事概要

春秋航空日本株式会社からの混雑空港(成田国際空港)運航許可申請に係る審議(第2回)

1.日 時:平成26年4月24日(木) 10時30分~11時35分

2.場 所:国土交通省 2号館14階 運輸審議会審議室

3.出席者:
<委 員>
 上野文雄(会長)、鷹箸有宇壽(会長代理)、保田眞紀子、松田英三、河野康子、根本敏則

<国土交通省>
 航空局:平岡航空事業課長ほか  
 事案処理職員:運輸審議会審理室 杉山調査官、笠原主査

4.議事概要:
○ 航空局が春秋航空日本株式会社からの混雑空港(成田国際空港)運航許可申請の内容等について、航空法第107条の3第3項に規定する許可基準に適合するかという観点を中心に説明した。
 併せて、前回審議時に次回審議時に報告することとされた事項([6]春秋航空の事故発生状況、[9]利用者からの苦情処理体制)について、
[6]事故・重大インシデントは発生していない。
[9]説明資料14ページの通り。
等の回答を得た。
  
○ 運輸審議会委員からは、
[1]現在使用されていない発着枠の今後の利用について、国際線・国内線のどちらかを優先する等、制約はあるのか。
[2]現在埋まっている時間帯の発着枠の再配分はあるのか。
[3]他の国内LCCは、ダイヤ上予定しているステイタイムを確保できているのか。
[4]当該路線に現在就航している他社便の発着時間帯
[5]安全理念の具体化方策
[6]LCCの場合の黒字となる利用率(損益分岐点)
等についての質問があった。

 これに対し、航空局からは、
[1]成田国際空港の発着枠に国際線・国内線等の制約はない。
[2]時間帯毎の発着枠については、現在運航している航空会社が運航を継続している限り当該航空会社に発着枠の継続利用の権利が留保されることが国際的なルールとなっている。ただし、利用率が低い場合には、当該時間帯の発着枠を回収し、その時間帯への乗り入れを希望し、順番を待っている航空会社に対して優先的に配分することとなる。
[3]定時運航率で見れば、大手より若干低いが、国際的水準では高いレベルである。
[4]利用者のニーズを考えてダイヤ設定をしているので、同じような時間帯となっている。
[5]各航空会社は、具体的な運航及び整備に関する作業や体制等を運航規程や整備規程に定め、国土交通大臣の認可を受けることとなっている。
[6]一般に大手の場合6割が目安と言われているが、低運賃のLCCではこれより高いと思われる。


(注) 事案処理職員とは、運輸審議会一般規則第7条の2の規定に基づき、運輸審議会の指名を受け、指定された事案を処理する国土交通省職員のことである。

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