議事概要

山口県からの宇部港に係る港湾区域の変更同意申請事案に係る審議(第1回)

1.日 時:平成26年10月28日(火) 10時30分~11時30分

2.場 所:国土交通省 2号館14階 運輸審議会審議室

3.出席者:
<委 員>
 上野文雄(会長)、鷹箸有宇壽(会長代理)、保田眞紀子、松田英三、河野康子、根本敏則

<国土交通省>
 港湾局:八木総務課長ほか
 事案処理職員:運輸審議会審理室 若林室長、林調査官、長島主査

4.議事概要:
○ 港湾局が山口県からの宇部港に係る港湾区域の変更同意申請について説明した。

○ 運輸審議会委員からは、
[1]今般の港湾区域変更に係る航路整備は、平成9年度の事業開始当初から計画されていたのか。
[2]釜山港との国際コンテナ航路の就航と国際コンテナ戦略港湾政策との整合性
[3]石炭輸入の実際のオペレーション上における宇部港の位置づけ
[4]漁業関係者等との調整状況
[5]当該事業における費用対効果
等についての指摘・質問があった。

 これに対し、港湾局からは、
[1]事業開始当初から、段階を経て計画的に整備している。
[2]宇部港では、釜山港を経由した欧米貨物というよりは、主に韓国貨物を扱っていること、また、内貿貨物の取扱いの方が多いことから、国際コンテナ戦略港湾政策への悪影響はない。
[3]宇部港は、国内最大級の石炭貯蔵施設を有することから、相当量の石炭を降ろすため-13mの水深が必要。国際バルク戦略港湾として共に選定された徳山下松港と連携し、効率的に石炭を降ろしていく計画。
[4]関係機関との協議は済。関係漁業協同組合にも大枠の同意は得ている。
[5]海上輸送コストは年間約16.8億円削減される見込みであり、一定の期間の中で便益が費用を上回ると試算している。
等の回答を得た。

(注) 事案処理職員とは、運輸審議会一般規則第7条の2の規定に基づき、運輸審議会の指名を受け、指定された事案を処理する国土交通省職員のことである。

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