議事概要

本邦航空運送事業者16事業者からの混雑空港運航許可申請事案に係る審議(第2回)

1.日 時:平成26年11月18日(火) 10時30分~12時00分

2.場 所:国土交通省 2号館14階 運輸審議会審議室

3.出席者:
<委 員>
 上野文雄(会長)、鷹箸有宇壽(会長代理)、保田眞紀子、松田英三、河野康子、根本敏則
 
<国土交通省>
 航空局:平岡航空事業課長ほか  
 事案処理職員:運輸審議会審理室 若林室長、林調査官、長島主査

4.議事概要:
○ 航空局が本邦航空運送事業者9事業者からの混雑空港(成田国際空港)運航許可申請の内容等について、航空法第107条の3第3項に規定する許可基準に適合するかという観点を中心に説明した。
 併せて、前回審議時に次回審議時に説明・回答することとされた事項([8]成田、関空の時間帯別の料金設定)について、
 [8] 着陸料は原則として航空機の重量に応じて設定されており、成田では騒音値も加味されている。また、出発地や発着時刻等に応じた割引制度があるのに加え、関空では3年間の新規・増量割引がある。
等の回答を得た。

○ 運輸審議会委員からは、
 [1] LCCが就航していない空港における旅客数の伸びの航空会社別内訳
 [2] 成田のLCCターミナルの施設利用料が設定されたが、LCCの利用促進に影響はないのか。
 [3] スカイマークの成田撤退についての要因
 [4] ジェットスター・ジャパンが大幅な赤字となった要因
 [5] 成田の発着調整基準はどのように決めているのか。
 [6] カーフュー(離着陸制限)の弾力的運用による23時以降の離着陸の実績とその理由
等についての質問があった。

 これに対し、航空局からは、
 [1] 国内線の需要の増加の背景にはLCC参入のほか東京国際空港の増枠などの影響が出ている。会社別の内訳についてはデータを整理して次回審議時に説明する。
 [2] 国内線、国際線とも、LCCターミナルの施設利用料を一般の利用料より低く設定しており、不利な条件ではない。
 [3] 競合他社との競争の激化、エアバス機の導入コストの発生などで経営が大幅に悪化する中、各路線の搭乗率等を踏まえリストラ策を総合的に検討した結果の苦渋の決断と認識。
 [4] 関空の整備基地化が計画より遅れ、保有する航空機の効率的な運航できなかったことが大きな要因。
 [5] 空港の管制処理能力及び騒音等環境制約等を考慮のうえ設定している。
 [6] 26年4~9月の半年間で28件。理由は次回審議時に説明する。
等の回答を得た。


(注) 事案処理職員とは、運輸審議会一般規則第7条の2の規定に基づき、運輸審議会の指名を受け、指定された事案を処理する国土交通省職員のことである。

ページの先頭に戻る