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● 報告書概要
中国の物流制度に関する調査研究 ◆要旨 中国では、内需拡大を背景に、質の高度化・ニーズの多様化が生じており、高品質・高付加価値物流の技術やノウハウを持った日系物流事業者による更なる進出・事業拡大の余地は少なからずあるものと考えられる。
こうした状況を踏まえ、本調査研究は、日系物流事業者にとって今後も大きな市場の一つとなり得る中国物流市場において、日系物流事業者が円滑に事業を行う環境の整備に役立てることを目的として、既に中国に進出している日系物流事業者から中国における事業展開に当たっての問題点を聴取し、その問題点の制度的要因について分析するとともに、当該問題点を整理し、解決の方向性を検討したものである。 ※なお、本報告書は2013年2月時点で得られた情報を基に作成しており、その後の中国国内の制度等の改正等の状況は織り込んでいないことに注意する必要がある。 調査研究の結果、明らかになった点は概ね以下の通りである。 ・多くの制度上の内外格差は解消している。 ・航空フォワーダーの外資規制、外航海運フォワーダーの保証金制度については、必要に応じて、中国の制度の改善を求めていくことも必要となると思われる。 ・問題点の多くは制度の運用上の不透明さに起因するものであり、その改善が望まれることは言うまでもないが、改善されるまでの対応策として、中国系物流事業者等との提携(長期的に人脈を構築することを含む。)又は中国系物流事業者との差別化などの工夫を講じていくことも必要であると思われる。 ・改善の方向性が示されている問題点もあり、それらが円滑に進捗することが期待される。 |
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◆詳細 |
本文(PDF:900KB) |
◆キーワード |
日系物流事業者、中国進出、物流制度 |
◆発行 |
国土交通政策研究第112号/平成26年3月 |
◆在庫 |
<在庫有>(重量250g 厚さ5mm) 報告書を郵送希望の方はこちら |
◆事後評価 |
内部評価シート(PDF:91KB) 有識者評価シート(PDF: 61KB) |