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● 報告書概要
人口減少地域における地域・社会資本マネジメントに関する研究 ◆要旨 我が国は現在人口減少社会に突入している。また、人口減少自治体には財政状況が悪化しているところも多い。そのような地域では、社会資本の維持管理、公共サービスの水準の維持及び住民の生活特に買い物や通院に関する利便性などQOL(生活の質)の維持が困難となっている。
本研究は、人口減少が著しい地方自治体における地域・社会資本マネジメントのあり方に焦点をあて、地域再編という観点から、ドイツにおける地域再編調査、社会資本の維持管理に係る効果と課題に関する調査及び住民の居住選好調査の3点について研究調査を実施した。 人口減少地域に対しては、地域の実情に応じた適切なマネジメントが重要であり、地域再編はその鍵となる可能性がある。本研究においては居住環境の悪化が移転を促すことが明らかとなったが、地域再編は単に行政効率の向上だけでなく、地域のQOLを維持し住民の生活を守ること、またそれにより地域からの人口流出を抑止するという観点からの選択肢として考える必要がある。 こうした地域再編を進める際には、住民と行政側が一体となって検討し、地区の意向が醸成されることが望ましい。また、規模の小さな自治体では人員や予算に制約があるため、技術的な支援等について配慮する必要がある。 |
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◆キーワード |
人口減少、地域・社会資本マネジメント、シュリンキング・ポリシー、空知旧産炭地 |
◆発行 |
国土交通政策研究第86号/平成21年4月 |
◆在庫 |
在庫有(重量:1000g 厚さ:20mm) 報告書を郵送希望の方はこちら |
◆詳細 |
詳細(PDF:50.9MB) |
◆事後評価 |
内部評価シート(PDF:82KB) 有識者評価シート(PDF:407KB) |