大臣会見

金子大臣会見要旨

2009年5月22日(金) 8:26 ~ 8:34
参議院 議員食堂
金子 一義 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議では当省に関連するものでは政令が1件、「一般国道の指定区間を指定する政令の一部を改正する政令」の決定と、国会提出案件が1件、「平成20年度首都圏整備に関する年次報告」、首都圏白書と言われるものがございました。閣議の前に「インフルエンザ対策本部会合」が開催されました。特記事項としては、機内検疫を実質なくすと、機内で異常者が出てきた場合のみ行うと。それからメキシコに対してビザを一時休止していましたけれどもそれは本日をもって止めると、一時停止を止めるということですから再開するということです。それからメキシコへの出張等を自粛と言っていましたが、それも解除と。一方で、国内の水際作戦に代わって一般的な注意を広げるということで病院の受け入れ体制の整備を強めていくと。これは舛添さん或いは官房長官から発表されると思います。基本は、季節性ウィルスと同程度の症状であると、しかし感染力は強いと、しかしタミフルは有効であると。ただし、海外の症例でもそうですが、喘息、糖尿病等の持病を持った人は重症化し易いので気をつけると。こういったことがテーマだと思います。私からは以上です。

質疑応答

(問)今のインフルエンザに関連にしまして、旅行業界とか旅館業界がキャンセル等が出て苦情を訴えておられまして支援等を求めていますが、それについてのお考えをお願いします。
(答)私が聞いていますのは、キャンセルが非常に続いて大変な影響が出て来ていると。これについて、旅行会社は教育委員会に対して要請しているようですが、教育委員会は国の方向に従ったことなのでキャンセル料は払えないということで、昨日、一昨日について旅行会社はキャンセル料を請求しないことを明らかにしたようであります。延期によって、1人1万2千円位のキャンセル料ということもありますので、それなりのダメージだと思います。これを取ってしまうと今度は学校が2度と修学旅行に行けなくなるということもあるので、延期して行けるような状況にしてもらうということにするのか、或いは何らかのことを考えるのか、少し考えてみたいと思っています。

(問)世襲の議論についてお伺いしたいのですが、自民党の中から次の総選挙から世襲の制限をしようという意見が強まっていますが、感想をお願いします。
(答)私はあまり感心しません。本来、世襲禁止というなら現職も止めなきゃ。自分の身は安全に置いて次からはダメというのは本当に国民は納得するのかなと思います。それともう1つ、選挙がありますから。世襲は選挙に有利であることは事実だけれども、しかし、選挙はもう一方で非常に重い作業ですから、企業経営の世襲とまた違いますから。ここをどのように評価するのか。少なくとも自分の身は安全に置いておいての世襲の議論はダメだと思っています。ただ、党との議論は未だ私もしていないので、言う場があれば言いたいと思っていますけれども。

(問)先生、今のところ御子息については後を継がせるというお考えは。
(答)私は世襲だけれども受け入れられるかどうかというのはそれ程甘いものじゃないです。これは男親は特に厳しいですよ。これはもうそうですよ。

(問)先生が厳しいということですか。
(答)いや、男親は厳しいと。みんな、親は息子に対して厳しいです。娘は可愛いけど。みんなそうですよ。だから、ましてやこういう社会は特に厳しいです。

(問)先生が厳しく御子息をご覧になられると。
(答)多分、有権者以上に厳しい目で私自身も見ているでしょう。

(問)昨日、海上保安庁が航行警報を発令しているのですが、日本海をパトロール中に北朝鮮の放送を受信して、沿岸部に航行禁止を北朝鮮が発令しているみたいですが、これについて何か。
(答)そういう情報に接しまして確認中でありますけど、今のところ確認出来てません。

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