大臣会見

金子大臣会見要旨

2009年5月29日(金) 8:52 ~ 8:57
参議院 議員食堂
金子 一義 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議では当省に関連する案件は、対内直接投資等に関する政令の一部を改正する政令の決定がありました。私からは以上です。直接私のところではありませんが、総理から行政職人員削減を向こう5年間で10%の削減ということについて行革担当大臣に指示をされ、総務大臣も協力するようにというのがありました。これから具体的にどう進めるのかというのは、我々も当然協力を要請されました。所管ではありませんがご報告申し上げます。

質疑応答

(問)政投銀ですが、完全民営化を撤回したようですが、航空会社に危機対応融資を国交省で支援していた経緯も踏まえて、撤回についてのご感想と今後の航空会社支援への影響は如何ですか。
(答)民間の金融機関が非常に厳しい状況になってきていることを踏まえて、政策投資銀行の資金繰りといいますか、当面この景気対策の一環としてそういう位置付けは必要だということで、政策投資銀行も今度の補正でもお叱りを頂いていますが、都市再生機構や民間都市開発推進機構といったところを財政資金の入り繰りに使わして頂いています。私の認識では、政策投資銀行も同じようにこの危機を乗り越えるための暫定的な機関としての位置付けということではないかと思います。

(問)暫定的という意味では事業継続性のある会社にしか融資はしないという原則があると思いますが、その辺日本航空に対する2千億円という融資は妥当なのでしょうか。
(答)今、経営計画をぎりぎりと詰めておられると思いますので、妥当だという判断があれば出すでしょう。

(問)勿論、信用コストが発生するような局面というのはあってはならないですよね。
(答)そういうことですね。

(問)今回の撤回がそうした政投銀の判断に何らかの影響があるのかないのか。
(答)それはないと思います。個別の会社の関係ではないと思います。

(問)直轄事業負担金の2008年度の自治体への詳細の開示が5月中になさると。
(答)今日、詳細をお配りするんだと思います。この後、会計課から皆さんに具体的にこういう項目で細目で開示しますということをレクをさせて頂く予定になっています。

(問)今日は5月の平日でいうと最終日で、ぎりぎりになったことについて自治体から既に不満とか批判の声が上がっているのですが。
(答)5月中ということで最初から言ってますから、何ら問題ありません。

(問)また、知事会でも各県等の知事が直轄事業負担金制度そのものの見直しを強く求めていまして、この点について国交相の所見をもう一度お願いします。
(答)一昨日、全国知事会に私、財務大臣、総務大臣、河村官房長官が出てこの議論をいたしました。例えば、直轄負担金の維持費負担金について、負担を減らすと事業量が減る、或いは基準財政需要が下がって交付税も減るという縮小傾向になる可能性はあるよね、と鳩山さんもようやく言ってくれましてね。結構そういう問題も絡めてやらなければいけない難しいことはあるんだと。地方自治体もそういう議論も含めてやらなければいけないんだ、ということはご理解いただいたと思っています。

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