2011年1月28日(金) 9:43 ~ 9:50
参・本会議場 中庭側廊下
大畠章宏 大臣
(問)昨日、米国の大手格付け会社が日本国債の格付けを引き下げました。
日本の財政状況の厳しさを反映したものですが、国交省というのは公共事業等で歳出の部分に大きく関わる官庁だと思いますが、御所感をお願いします。
(答)この件については、今朝のニュースも一斉に流しておりましたが、私も日本の財政状況というのは真剣に考えなければならないところだと思います。
いずれにしても、財政再建をどうするかということを、政府としても明確に示すことによって、日本の格付け等も実態を踏まえた形で見直しを更にしていただけるものと思いますが、その財政再建の道筋を政府がきちんと示すことが大事だと思っておりますし、今回1ランク下がったことについては、真剣に私どもも受け止めて対応策を整理して、世界に対しても国民の皆さんにも、明確なメッセージを出すことが必要だと思っております。
(問)先ほどの夜間の大型車通行無料というのは、対象は全国ということで、1,200億円規模の中で行うのでしょうか。
(答)その中でどこまでできるかということも含めて、現在検討をしています。夜間の高速道路は、割と通行量も昼間と比べると少ないわけですから、その夜間の高速道路の活用方法を検討すべきだろうということで、全面的にするか部分的にするかも含めて検討しています。
(問)鉄道建設機構の剰余金に関してですが、今朝、自民党の新幹線の議連が、その使い道には断固反対するしかないという結論をまとめたそうなのですが、例えば、修正するとか交渉の余地はあるのでしょうか。
(答)自由民主党さんを含めて各党の御意見を頂きながら、私どもとしても、どういう形でその御意見を踏まえてやるかということについては、内容についてもよく受け止めて、対応していきたいと思います。