大臣会見

前田大臣会見要旨

2012年4月13日(金) 10:22 ~ 10:34
国土交通省会見室
前田武志 大臣

閣議・閣僚懇

おはようございます。
まず閣議案件ですが、閣議案件で特に私の方から御報告することはございません。
閣議前に安全保障会議が開催されました。
その内容については先程来、官房長官から記者会見で発表があったと思います。
国土交通省としては安全保障会議後、直ちに、国土交通省幹部会議を開催いたしました。
情報共有を図るとともに、引き続き情報収集と情報提供など適切な対応を努めていくように私から各幹部に指示したところでございます。
国土交通省としては今後とも、国民の安心の確保のため、情報収集など適切な対応に努めて参りたいと思います。
もう一点御報告ございます、WTTCグローバルサミットの開催についてであります。
来週16日から19日にかけて世界の主要観光関連企業のトップにより構成されるWTTC、World Travel & Tourism Council、第12回グローバルサミットが仙台及び東京において開催されます。
観光分野のダボス会議といわれているそうです。
本会議を通じて我が国の魅力や旅行者にとって安全安心な状況にあることを世界に向けて発信して参る所存です。
以上です。

質疑応答

(問)下呂の市長選の件ですが。
大臣がどこまで今のところ把握されているかということと調査をして官房長官に伝えるということになりますが、これはいつぐらいまでに行われる予定になっていますか。
(答)この下呂市長選挙の関連についてですが、この事案については一昨日、11日に、衆議院の国土交通委員会において御指摘があり、私の方から事実関係を調査の上、国土交通委員会理事会に御報告申し上げると、答えたところです。
また、官房長官からも調査の上報告するように指示を受けております。
これを受けて現在事実関係の調査中であり、まだ具体的にいつということは申し上げる段階ではありません。
なるべく早く官房長官にはお伝えしたいと思っております。
(問)野党からは、自発的な辞任がない場合は、問責の対象になるという意見が出ているのですが、現時点で辞任するというお考えは。
(答)実は、中身については、この間の衆議院でもお答えしたのですが、同僚議員からの要請に応えて、メッセージを是非出して欲しいということで御依頼に来られて、それに応えるような形で、メッセージにサインしたということなのですが、その使われ方が、こういう結果になるとは全く想定していなかったのですが、なぜこういうことになったかということは、同僚議員の関係もありますので、体系的には私が調査、報告する義務があるんですが、民主党も協力をしてくれて、今、調査中です。
そういう関連が、同僚議員等の方にあるものですから、多少時間が掛かっているということです。
その調査結果をしっかり事実関係を把握した上で御報告をし、その上でもちろん党内、そして国会でも議論になると思います。
中身について、私自身が今把握しているところでは、結果としては、非常に軽率な格好になったということで申し訳ないと思っておりますが、地位利用だとか、そんな使い方をされるということは全く考えていなかったものですから、とにかく、速やかに調査結果を明らかにしたいと思っております。

(問)今の質問に関連してですが、現時点で辞任という考えは無いということですか。
(答)まだ調査中でございますので、全体像がわからないのです。
私からしても、なぜこうなってしまったのかと。

(問)大臣自らが関わっている案件で、大臣が調査されるということで客観性が担保されるとお考えですか。
(答)客観性を担保しなければいけないものですから、国土交通委員会において調査の上、御報告申し上げるとお答えをしております。
それから、官房長官からも調査の結果、御報告せよと。
しかし調査というものは私が当事者の一人でありますから、客観性がないといけませんので、そういった意味で党の御協力を得て、今、調べていただいているところです。
要するに、同僚議員の方もあれば、私もある、その関連のところもあるということで、党の御協力をいただいて調査中ということであります。

(問)調査の主体は大臣なのでしょうか。それと民主党なのでしょうか。 
(答)調査自体は、私には、おっしゃるように客観性も調査手段もあまり無いものですから、党の御協力を得ています。
ただし調査結果についての責任は私にあると考えております。

(問)確認ですが、文書の内容は理解したうえでサインしたけれども、どういった使い方をするのかといったことが御認識されていなかったということでしょうか。 
(答)実は全く記憶にないのです。
たまたま、そういうようになってしまったというのは、3月27日であったと思いますが、前もって同僚議員が来られて要請されたと。
そして文書が出てきてサインしたのは、その数日後だったのです。
先にそういった要請等があったものですから、しかもその文書にサインするときは忙殺されていたところで、そうか例のやつかというぐらいの感じでサインしたということです。

(問)官房長官が、輿石幹事長には中間的な報告をされているのではないかというようなことを会見でおっしゃっていたのですが、実際、輿石幹事長とはどうなのでしょうか。 
(答)私自身は、先程来御指摘のように少し客観性に欠けるものですから、党の方の調査結果は党のほうから御報告がいっているのではないかと推察しております。
そこは確認しておりません。

(問)確認ですが、先ほど記憶は無いと言われたのは、要請を受けたことは憶えておられるけれど、サインをしたことについては憶えていないということでしょうか。 
(答)そうですね、言われてみれば、先にそういったことがあって要請を受けているものですから、その案件ということで、サインをしたのだろうと思うのです。

(問)出処進退については、調査結果が出てから判断されるということでしょうか。 
(答)そうです。

(問)同僚議員というのは大臣の認識の中では、山田議員ということでしょうか。 
(答)私はまだ委員会においても固有名詞は申し上げていません。
だから、この段階でまだ申し上げることは適当ではないと思っています。
調査結果がちゃんとご報告できるときに申し上げたい、こう思います。

(問)確認なんですが、白紙の状態でサインだけをしたのか、それとも文章が書かれてあったものにサインをしたのか。
(答)今分かっていることは、文章が書いてあったようです。

(問)書いてあったんですね。
(答)ええ。

(問)国土交通大臣という肩書きは使われていた。
(答)結果として、使われてあった。
サインのところに書いてあった、結果をみますとね。

(問)書いてあったんですね。
(答)結果をみますと。

(問)文章自体は読まれたという認識はありますか。
(答)全くない。

(問)名刺も添付されてあったと思うんですが、名刺も大臣がお渡しになったのでしょうか。
(答)そうなんです。事実としては要請にこられた時にいろいろお話をされたと確かに記憶はあるんですけれど、その中でメッセージを特定の支援者に出していただきたいというような要請だったと思うんです。
そのときに名刺をいただきたい、というのでそういうことなら親しい人にメッセージを持って行くんだろうと思ってお渡しした。

(問)ミサイルの関係でお願いします。
今日発射があったという情報がありましたが、その後、海上保安庁の方でも航行警報を出したりとか、航空局の方でもノータムを事前に出すということを検討されていたようですが、今回、情報収集に若干手間取っていることもあって、それに結構時間が掛かったと取材をしていて感じたのですが、その辺りについては大臣どのようにお考えでしょうか。
(答)これから第2回の安全保障会議があるので、その辺のことも明らかになるかなと思いますが、私の感じでは、もちろんアメリカの情報を始め、各所から収集して、集約していって、そしてそこを確認のために、一種ダブルチェックなのでしょうが、一番微妙な問題ですから、しっかりやらなければいけないということで、発表には多少手間取っているかなという感じはいたしますけれども、非常に濃密な収集をやっていると思っております。

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