大臣会見

太田大臣会見要旨

2015年7月7日(火) 9:32 ~ 9:41
国土交通省会見室
太田昭宏 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私の方からご報告するものはございません。
私から1点ご報告させていただきます。
本日の閣僚懇談会におきまして、本日から7月13日までの間、「青い羽根」を着用していただくよう、お願いしました。
「青い羽根募金」は、海で遭難した人々の救助活動を行う、「海のレスキューボランティア」の活動を支援するものです。
昭和25年に創設され、今年で66年目となります。
事業主体の「日本水難救済会」は、7月と8月を「青い羽根募金強調運動期間」と定め、重点的に募金活動を展開します。
国民の皆様方のご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。
私からは、以上です。

質疑応答

(問)先日、「明治日本の産業革命遺産」の世界遺産への登録が決まりました。観光業への波及も期待されるところですけれども、大臣の受け止めをお聞かせ下さい。
(答)「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の世界文化遺産登録を大変うれしく思っています。
この8地域23施設におよぶこの遺産は、幕末から明治にかけて、我が国における製鉄・製鋼、造船等の重工業の産業化に中心的な役割を担った遺産群として、世界遺産に相応しい価値のある資産として評価されました。
これらの構成資産を守り伝え、その継承に取り組んでこられた企業や地域の方々、関係者の皆様方のご尽力に心から敬意を表したいと思います。
国交省としましては、今回の世界遺産登録を契機として、この遺産の魅力を国内外に発信していくとともに、これらの施設が世界から評価される観光資源となるよう、地元自治体や関係省庁と連携し、活用方策を検討していきたいと考えています。
これまで世界遺産、文化遺産等々が決定して、例えば、富岡製糸場等が登録されましたら、観光客が一気に急増しているということもありまして、大変期待をしておりますし、それに伴って準備をしなくてはならない駐車場とかトイレとか色々なこともありますので、十分その点を国交省としては連携を取ってやっていきたいと思っています。
昨日、福岡県は3つの地域がありますけども、知事からもしっかり対応したいというような感謝の言葉とともにありまして、これから連携を取って観光ということについての魅力ある地域づくりということに力を注いでいきたいと考えています。

(問)今日、スカイマークの債権者集会に向けて、ANA側の説明会があります。現在、債権者集会に向けて現場で調整が進んでいると思われますが、大臣の現在のご所感をお聞かせ下さい。
(答)スカイマークの再生計画案につきまして、今後、債権者集会に向け、引き続き関係者間で調整が行われるものと考えています。
国交省としては、スカイマークの事業再生については、安全運航や利用者利便の確保、そして、我が国の航空市場における競争環境の確保が重要だと思っておりまして、引き続き今後の推移を注視して参りたいと思っております。

(問)(本年7月)20日に、アメリカとキューバの間の大使館が相互に開設されるということですが、日本の大使館も既にあるのですが、今までアメリカの経済制裁によって、キューバと日本の間の貿易輸出関係はほとんど無かったのですが、今後、それも解消されると思いますが、どういうふうに将来的にお考えでしょうか。
(答)アメリカとキューバの外交関係の再開につきまして、両国政府から7月1日に発表されたと承知しています。
政府としては、アメリカとキューバの外交関係の再開に向けた努力を支持してきておりまして、今回の合意については歓迎しているということです。
また、今後、双方の関係が更に進展することは、地域の一層の安定と繁栄に資するものと期待しています。
国交省という立場で言いますと、我が国とキューバは従来から良好な関係を築いているところですが、現在、キューバとの間の直行便が無いという状況ですが、アメリカとキューバの外交関係の再開によりまして、キューバの観光産業が活性化することで、将来的には我が国との観光交流の拡大に繋がるのではないかと期待しているところです。
直行便の開設につきましては、必要に応じて対応を検討して参りたいと考えています。

(問)東京空港事務所発注の消防設備点検業務の談合事件についてですが、事前に分かるはずのない入札参加業者が分かっていたのではないかと、官製談合の疑いがあるのではないかということも(報道で)出ているようですが、その点についてご所感はありますでしょうか。
(答)この事案の詳細及び捜査の状況については、現在捜査中ですので、コメントは差し控えたいと思います。

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