大臣会見

石井大臣会見要旨

2016年2月9日(火) 9:31 ~ 9:37
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。

質疑応答

(問)北朝鮮について伺います。
北朝鮮は1月の核実験に続き、長距離弾道ミサイルを発射したことになります。
大臣の受け止めや、国交省関連の制裁措置としてどのようなものを考えているか、教えてください。
(答)1月6日の核実験の実施に続きまして、今回、北朝鮮が人工衛星と称する弾道ミサイルの発射を強行したことは、我が国を含む地域及び国際社会の平和と安全を損なう安全保障上の重大な挑発行為であり、断じて容認できません。
今回の発射を受けて、日本時間8日未明に国連安保理非公式協議が開催されまして、安保理として、北朝鮮によるミサイル発射を強く非難するとともに、新たな安保理決議を迅速に採択する旨のプレスステートメントが発出されたものと承知しております。
我が国独自の対北朝鮮措置につきましては、政府全体として、具体的な措置の中身を速やかに決定できるように準備しているところでございます。

(問)本日より予定されていた日米航空交渉についてですが、米国からスケジュールの関係ということで申し入れがあって延期されました。
もし大臣が延期の具体的な理由を何かお聞きになっていましたら、差し支えない範囲で教えていただきたいのと、これについての受け止めをお願いします。
(答)次回の日米航空交渉については、米国からは、米国政府内部の調整にもう少し時間を要するために日程変更したいという申し入れがありました。
これを受けて日程変更することになったものでございます。
変更後の交渉の日程については、現在速やかに確定すべく、先方と調整中であると聞いております。
いずれにしましても、日米航空交渉の早期妥結に向けて、日米で協力して取り組んでいきたいと考えております。
(問)日米航空交渉に関連してですが、仮に決着した場合、日本側にもいくつかの枠が配分されることになりますが、JALに関しては、8.10ペーパーというしばりがあるわけですけども、その配分の際、8.10ペーパーとの関係については、どのようにお考えになるのでしょうか。
(答)羽田とアメリカとを結ぶ発着枠に関して、我が国の航空会社への配分につきましては、日米航空交渉の合意内容を踏まえて検討していきたいと考えております。

(問)中国の春節、旧正月が昨日から始まりました。
私も家電量販店の現場に行ってみたのですが、爆買いが高い物から比較的安めの物に商品がシフトしていたり、今までと比べて少し変化みたいなものも見られます。
改めまして国土交通省として、これから中国の受入体制の整備、それから省としてどう取り組んでいくのか、意気込みを含めてお願いします。
(答)JNTO海外事務所からの報告によると、現地旅行会社のヒアリングでは、春節休暇中の日本への送客は、引き続き好調であると聞いております。
この春節の期間を契機として、より多くの中国の方に訪日観光の魅力を体験していただきたいと考えております。
一方で、訪日客の増加によっていろいろな受入体制についての課題がございます。
例えば、宿泊施設の予約が取りづらいとか、空港の出入国エリアの混雑等、こういったことがございますけれども、こういったことへの対策として、宿泊施設については、ホテルに比べて旅館等がまだ稼働率がそんなに高くありませんので、旅館等のインバウンド受入体制整備への支援を実施していくと。
また、空港のCIQ体制については、当初予算での大幅な増員に加え、今年度も7月、12月緊急増員等に取り組んでおります。
こういったことで、しっかり受入体制を整えていきたいと考えております。

ページの先頭に戻る