大臣会見

石井大臣会見要旨

2016年4月5日(火) 9:31 ~ 9:35
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
以上です。

質疑応答

(問)本日の閣議で財務大臣から予算の前倒し執行について具体的な指示があったと聞いていますが、国交省の対応についてお願いします。
(答)本日、閣議におきまして、総理及び財務大臣より、平成28年度における予算執行の前倒しについて指示がありました。
具体的には、平成27年度補正予算は、引き続き早期の実施に努めること。
平成28年度予算のうち、公共事業等については、上半期において、予算現額の8割程度が契約済みとなることを目指し、できる限り前倒しすること。
その他の経費についても、性質上可能なものについては、これに準じて早期の実施に努めることとされました。
国土交通省といたしましては、政府全体の方針に従いまして、平成27年度補正予算とあわせ、早期に効果が発揮されるよう、予算の早期実施に取り組んでまいります。

(問)北海道新幹線の開業から1週間余りが経ちましたが、予約状況では乗車率が低いとの報道があります。
大臣の御所感と国交省としての対応があればお願いします。
(答)北海道新幹線の乗車率については、開業3日間で約43%であります。
これは座席の供給数が大幅に増えたためでもありまして、利用者数で見ると、開業3日間で、従来と比べると約2.5倍となり、その後も概ね2倍以上で推移していると聞いております。
北海道においては、これから、季節も暖かくなり、観光利用が多く見込まれるシーズンを迎えますので、JR北海道を始めとした関係者の皆様には、インバウンドも含めて、東北や関東との連携も含めて、一人でも多くの方に利用していただけるような取組みを期待したいと思います。

(問)昨日の夜、東京メトロの九段下駅でベビーカーを挟んだまま、電車が出発するトラブルがありましたが、幸いけが人がいなかったものの、大きい事故に繋がりかねないものだと思います。
このトラブルの所感と国交省として何か対策、対応があればお願いします。
(答)昨日15時01分頃に、東京メトロ半蔵門線九段下駅において、列車のドアにベビーカーを挟んだまま、列車が出発するという事案がありました。
この事案による負傷者はありません。
今回の事案は、一歩間違えれば大事故に繋がりかねない事案であって、このような事案が生じたことは大変遺憾であります。
東京メトロからは、原因は列車を発車させる際の車掌による安全確認が不十分であって、ホーム及び車内の非常通報ブザーが鳴っていたにも関わらず、車掌が列車を停止させる措置を講じなかったことであり、このため、再発防止策として、列車発車の際の安全確認及び非常通報ブザー鳴動時の取扱いについて、乗務員に対し、指導を徹底するとの報告を受けております。
国土交通省といたしましては、この報告を受けまして、東京メトロに対し、原因を究明し、再発防止策を早急に取りまとめるよう指示したところでございます。

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