大臣会見

石井大臣会見要旨

2016年8月3日(水) 13:56 ~ 14:02
国土交通省会見室
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

先ほどの閣議におきまして辞表のとりまとめがございました。
私からは以上です。

質疑応答

問)昨年10月にご就任されてからのこれまでの間を振り返りまして、大臣としてご感想をお聞かせ下さい。
(答)昨年就任して間もなく、マンションの基礎ぐい工事問題が起きまして、今年に入りましてからも1月には軽井沢のスキーバス事故、4月には熊本地震、また並行しまして三菱自動車工業やスズキの燃費不正問題等々、事件・事故・災害等が連続する日々でございましたので、毎日緊張しながら全力投球でやってまいりました。
そのほかにも東日本大震災からの復興、また、私は生産性革命元年ということで打ち上げまして、役所を挙げて取り組んできたこと、また防災・減災、インフラ老朽化対策やコンパクト・プラス・ネットワークなどの地方創生、そういったことに取り組んできたということで全力投球の日々であったと思っております。

(問)様々な問題や政策があったと思いますが、大臣として一番印象に残ったこと、力を入れたことがあれば1点お伺いしたいということと、もう1点、御後任の大臣の方に是非これは引き継いで欲しいとか、力を入れて欲しいという点がありましたらお願いします。
(答)私は政策的には生産性向上ということを一番の旗印として掲げさせていただきました。
それは人口減少下でも、経済成長を確保するためであり、また、建設、運輸、あるいは観光業界等々人手不足の中、一方で労働力人口が減りつつありますから担い手を確保するのが容易でない中、将来産業として力を維持するためには生産性向上が不可欠であるということで、そのことを役所を挙げて取り組んできたということが、政策面で一番の思い出といいますか力を入れてやってきたことです。
国土交通省は所掌範囲が広いですから、幅広い課題がありますけれども、それぞれの課題でまだ道半ばの状況でありますので、後任の大臣にはしっかりとそういった課題に取り組んでいただきたいと思っています。

(問)御就任から今まで振り返って、漢字一文字もしくは言葉で表すとどういった言葉になりますでしょうか。
(答)ちょっと突然の御質問なのですぐには浮かばないですが、漢字一文字ですか。懸命の「懸」ですかね。

(問)今後、取り組んできた中では「生産性元年」がまだ道半ばだと仰られましたが、特にこの辺が、まだ国土交通省には足らなくて、もう少し進めるべきではないかという点を特に挙げるとしたらどこになると思われますか。
(答)「生産性革命」だけでなく、色々な課題が道半ばと申し上げたのですが、特に生産性向上の取組は、緒に着いたばかりですので、引き続き継続してやっていく必要があるという趣旨です。
そのほかの課題も、いずれにせよインフラ整備あるいは国土交通分野の様々な課題というのは、時代と共に継続してやっていかなければならないことですので、その時代時代、様々な課題が出てきますから、引き続きしっかりと取り組んでいかなければと思います。

(問)経済対策もそうですし、おそらく今度概算でもそうですけれども、かなり未来投資について、省といいますか政府の旗印のなかで、かなりクローズアップされてくる官庁なのかなと思いますが、その辺も踏まえて力を入れていくおつもりでしょうか。
(答)国土交通省では、特にインフラ整備に関してストック効果を相当強調しておりますけれども、それは御承知のとおり公共投資にはフロー効果とストック効果がございますが、それを整備することによって様々な波及効果をもたらす、例えば、企業の立地を推進したり、あるいは産業の活性化や行動化に繋がったり、物流や人の流れの活性化に繋がったり、そういう様々な効果をもたらすストック効果の高い事業をこれからも重点的にやっていくということが大切ではないかと思っております。

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