大臣会見

石井大臣会見要旨

2018年7月6日(金) 9:32 ~ 9:37
参議院本館
議員食堂
石井啓一 大臣

閣議・閣僚懇

 本日の閣議案件で、特に私の方から御報告するものはございません。
私からは以上であります。

質疑応答

(問)現在降り続いている大雨について、把握されている被害状況と国土交通省の対応について、お聞かせてください。
(答)先月末から台風7号や前線の影響によりまして、北日本から西日本にかけての広い範囲で大雨となっております。
この大雨により亡くなられた方の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
大雨の影響によりまして、本日も鉄道の運休など交通機関への影響が発生しております。
また、高速道路や国道等でも被災などによる通行止めが発生しております。
これまでの降雨によりまして、国管理の北海道の石狩川や京都府の桂川等では溢水によりまして、家屋や田畑に浸水被害が発生しました。
また、高知県が管理します安芸川等、道府県管理河川でも浸水被害が発生したとの報告を受けております。
その他、土砂災害により家屋の一部損壊被害が発生しております。
国土交通省におきましては、沿川自治体の住民に早期避難を促すため、京都府の桂川や高知県の物部川等で洪水情報のプッシュ型配信を実施しております。
また、河川事務所や気象台と各地の自治体との間でホットラインを確立しています。
更に、TEC-FORCEを派遣しまして、被害情報の収集や支援ニーズの把握、大雨の見通し等の解説に努めるとともに、排水ポンプ車や照明車等の災害対策用資機材を派遣し、浸水被害の軽減等に努めております。
国土交通省としては、引き続き、大雨による土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してまいります。
今後も、活発な梅雨前線の影響によりまして、特に東日本から西日本にかけての広い範囲で大雨が降り、地域によっては記録的な大雨となるおそれがあります。
国民の皆様におかれましては、地元自治体からの避難情報に留意いただくとともに、気象情報や河川の情報を活用して、早め早めの避難行動をお願いしたいと思います。

(問)JR東日本が先日、羽田アクセス線について、早ければ今月中に環境影響調査に着手し、10年後を目途に開業するとの考えを明らかにしました。
これに対する大臣の所感と今後の国土交通省の対応について、お聞かせください。
(答)先日、JR東日本が、2018年度から10年間のJR東日本グループの経営ビジョン「変革2027」を発表し、その中のトピックスとして、「羽田空港アクセス線構想の推進」が盛り込まれたことは承知しております。
羽田空港アクセス線につきましては、平成28年4月にとりまとめられました交通政策審議会の答申におきまして、わが国の国際競争力の強化の観点から、その重要性が指摘されており、東海道線、埼京線、りんかい線など既存の鉄道ネットワークとの直通運転を通じて、羽田空港と多方面とのアクセス利便性の向上に非常に有意義なものであると認識しております。
現在、JR東日本において検討が進められておりますけれども、今後、事業化に向けましては、東京都等の関係者間で整備スキームや費用負担のあり方など、具体的な事業計画の検討の深度化、深めることが必要であります。
国土交通省としては、関係者間の検討状況を踏まえつつ、事業計画の具体化に向けまして、専門的な観点からアドバイスを行うなど必要な協力を行ってまいりたいと考えております。

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