大臣会見

赤羽大臣会見要旨

2020年2月25日(火) 7:45 ~ 7:51
衆議院分館
第16委員室前
赤羽一嘉 大臣

閣議・閣僚懇

私から、閣議、そのほかについて御報告はごさいません。

質疑応答

(問)本日、政府が新型肺炎に関する基本方針を策定するということですけれども、国土交通省所管の分野における策定状況などについて教えてください。
(答)「新型コロナウイルス感染症対策の基本方針」に関しまして、国土交通省では、日本政府観光局(JNTO)を通じまして、外国人旅行者に対して正確な情報を提供することで、国内での感染拡大防止等風評対策につなげてまいります。
また、全国の公共交通事業者等に対しまして、従業員のマスク着用、手洗い、そして、駅等における消毒液の設置などの感染拡大防止対策を徹底してまいります。
なお、従業員の皆さま方のマスクの確保につきましては、これまで厚生労働省、経済産業省に御協力いただき、一部確保させていただいておりまして、それは感謝を申し上げたいと思いますが、更なる確保に向けまして、引き続き御協力をお願いしているところです。
更に、テレワーク、時差通勤の推進につきましては、鉄道等の混雑緩和によりまして、感染拡大を防止する観点から重要な取組と考えております。
そのため、本日2月25日より、鉄道駅構内及び車内において、利用者の皆さまに対し、これらの取組への協力を呼びかけるアナウンスを開始したところです。
また、国土交通省におきましても、職員に対し、可能な限りテレワーク、時差通勤を励行することとしており、関係省庁に対しましても御協力をお願いする次第です。

(問)時差通勤について、何か時間の指定や規模はありますか。
(答)国土交通省に関しましては、今般の情勢に鑑みまして、今申し上げたように、2月20日に時差出勤やテレワークの推奨、また、休みやすい環境整備について職員に周知を図っているところです。
更に一昨日23日の新型コロナウイルス感染症対策本部における指示も踏まえまして、確実かつ効果的な感染拡大防止策を講じる観点から、朝8時台、9時台といった通勤時の交通混雑時間帯を避けるため、本日25日から当面の間、できる限り「早出(はやで)遅出(おそで)」勤務を行うこと、また、テレワークの効果的な活用を行うことについて昨日指示したところです。
時差出勤の目標について一言申し上げれば、目安として、まず本省職員の半分くらいの職員にこの時差出勤の励行に取り組んでもらいたいと考えております。

(問)基本方針に関連して、公共交通の利用のあり方というか、感染の防止について、一般の利用者に対してはどのように呼びかけていかれるのでしょうか。
(答)公共交通機関の利用の制限につきましては、我が国の国民生活、経済活動に大変大きな影響を与えることから、まず慎重に判断する必要があると考えています。
また、新型コロナウイルスの感染拡大の防止につきましては、鉄道事業者等の公共交通の各事業者において、先ほど申し上げたとおり、乗客に対するマスクの着用等の感染対策の周知を行っていただいているところですが、まずはマスクの着用、手洗いの励行等の感染症対策の実施の徹底が重要であると考えておりますので、引き続き、呼びかけをお願いしたいということが1つです。
また、現時点では利用自体の自粛等の措置を取ることは考えておりませんが、今般の情勢に鑑みまして、政府全体の方針も踏まえながら、引き続き、しっかり状況の推移を見守って、今後とも適切に対応していきたいと考えております。
(問)仮に更にひどくなった場合というのは。
(答)仮定のことですし、政府全体で歩調を合わせていきたいと思います。

(問)今のに関して、乗客に対してマスクの励行ということでよろしいのですか。
(答)まずは事業者の職員についてはしっかりやってもらうし、今日から時差通勤も含めて、これは国土交通省だけではありませんけれども、政府を挙げて、しっかりとした感染拡大防止を国民の皆さま御一人御一人自身もしっかり取っていただくように呼びかけを行っていくことになると思っています。

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