大臣会見

赤羽大臣会見要旨

2020年5月8日(金) 8:28 ~ 8:42
国土交通省会見室
赤羽一嘉 大臣

閣議・閣僚懇

 (大臣)冒頭、私の方から2点御報告があります。
1点目は、高速道路の土日、休日、祝日の割引適用除外等の延長についてです。
これまで、ゴールデンウィーク期間中を含め、5月10日まで、土曜、日曜、祝日につきましては、高速道路料金の休日割引の適用除外、また、SA・PAのレストラン等の営業自粛要請を行ってまいりましたが、こうした措置の結果、4月25日から5月6日までの高速道路の交通量は、前年度比約3割、特に小型車につきましては約2割となるなど、移動抑制効果が出てきているものと認識をしております。
今般、緊急事態宣言の期間が5月31日まで延長されたことを受けまして、こうした高速道路に係る措置につきましても、5月31日まで引き続き実施させていただきたいと思います。
国民の皆さまにおかれましては、引き続き、不要不急の移動をお控えいただきますよう、改めてお願い申し上げます。
2点目は、北海道のウポポイ開業の再延期についてです。
4月7日の会見におきまして、当初4月24日金曜日に開業予定でありましたウポポイ事業につきまして、今月29日金曜日へ、1か月程度開業を延期する旨発表させていただきました。
その発表から約1か月が経過しましたが、この間の北海道における新型コロナウイルス感染状況等を踏まえまして、再度、北海道、また御地元である白老町と御相談させて頂きました。
御地元の御意向は、このウポポイの開業は、お祝いの気持ちの中で最高の形でスタートをさせていただくことが重要であると改めて確認させていただきましたので、検討した結果、ウポポイの開業時期につきましては、再び延期をさせていただきまして、いつ開業するかということは今後改めて検討することといたします。
併せて、5月23日に予定しておりました開園記念式典につきましても、同様に当面延期とさせていただきます。
その上で、緊急事態宣言が解除され、感染状況が落ち着き次第、私どもの考えは、可能であれば6月中にでも地元の白老町の町民向けの内覧会の期間を設けて、その後、本格的な開業につなげていく、そうした考えでこれから進めていきたいと考えております。
詳細につきましては後ほど資料を配布させていただきます。
私からは以上2点です。

質疑応答

(問)緊急事態宣言が延長されましたが、今後の国土交通省の対応について教えてください。
特に、タクシーの有償貨物運送特例の延長などについてどうお考えでしょうか。
(答)新型コロナウイルスの感染拡大に伴いまして、各御家庭での食料や飲料等の配送ニーズの増加、そうした状況を踏まえ、これまでタクシー事業者が許可を受けた上で、有償で貨物運送することを特例的に認めることとしております。
これは御報告したとおりですが、5月1日時点で、全国で約900者のタクシー事業者がその許可を受けてこうしたことをされています。
この特例については、サービスの利用者からも御好評の声をいただいておりますし、タクシー事業者からも、新型コロナウイルスの影響で旅客運送の需要が大変減少する中、新たなビジネスモデルとしてタクシー事業そのものの継続を支える特例として、歓迎する声をいただいております。
こうした中で、5月4日に緊急事態宣言の期間が5月末まで延長されることが決定したと。
また、その時にいわゆる専門家会議から、食事はデリバリーや出前を活用するといった、いわゆる「新しい生活様式」の実践例が公表されたところであり、国土交通省としては、こうした「新しい生活様式」に係るニーズの変化、タクシー業界からの要望も踏まえまして、この特例的な運用につきましては、9月30日まで延長して認めることといたしたいと思っております。
緊急事態宣言の期間が延長され、引き続き厳しい状況は続きますが、国土交通省としては、国民生活に不可欠なサービスの維持・確保、関連する事業者の支援に取り組んでまいりたいと思いますし、こうしたことは大変厳しい中ではありますが、新しい状況の変化の中で、新たなビジネスモデルとしてしっかりと、9月30日までの間ではありますが、当面応援したいと考えております。
 
(問)リニア中央新幹線の関連でお伺いしますが、静岡の工区に関連した有識者会議でのJR東海の金子社長の冒頭発言の関係で、静岡県や流域市町村から抗議文が出されて、国土交通省からも昨日、文書を送ったと伺っております。
2点お伺いしたいのですが、社長の発言に関する大臣の受け止め、所感を1点お聞きしたいのと、国土交通省として文書の中で適切な対応を、という形で求められておりますが、具体的にJR東海に対してどのような行動を求めていくのか、大臣のお考えを伺いたいと思います。
 (答)先月27日に開催されたリニア中央新幹線に関しての有識者会議におきまして、冒頭のJR東海の社長の発言に関しまして、5月1日付で静岡県や流域の市町から国土交通省に対して、JR東海への抗議及びJR東海社長への適切な対処を求める旨の文書が提出されました。
国土交通省といたしましても、今回の社長発言は、この有識者会議というのはそもそも科学的・工学的な専門性を持った議論を行っていこうというもので、そうした有識者会議の場には必ずしもそぐわない発言であったと認識しており、今回、静岡県、また、市町の皆さんから抗議を受ける事態に至ったことは、誠に遺憾だと考えております。
昨日7日、国土交通省はJR東海に対しまして、静岡県等からのこうした抗議文を伝達するとともに、鉄道局長からJR東海の社長に対しまして、口頭で注意と指導を行ったところであります。
JR東海の会議に臨む姿勢について、次の第2回の会議で、鉄道局が務めております事務局から確認を求める予定です。
国土交通省としては、この有識者会議での議論によりまして、水資源と自然環境への影響の回避・軽減を図り、リニア中央新幹線の早期実現、こうしたことを同時に進めていけるように、引き続き、必要な調整また協力等を行ってまいりたいと考えております。
 
(問)先ほど大臣から御言及がございましたウポポイの延期ということですけれども、そうしますと、緊急事態宣言が解除された後にまず地元向けの内覧会をされると。
正式な開業の見通しというのは、現時点ではどのようになっていますか。
夏以降ですとか、もし何かめどがあれば教えていただけないでしょうか。
(答)もちろん、緊急事態宣言が解除されると。
それと、感染状況が落ち着くということ次第で。
もう準備はできておりますので、状況が整えば開業に踏み切りたいと思っております。
そんなに先まで延ばすということではなくて、状況が落ち着き次第ということです。
ただし、一番は御地元でありますし、まず地元の皆さんによく見ていただき、御理解いただいて、これは私の思いですけれども、ゆくゆくは地元の皆さんがボランティアで様々なことを御紹介いただけるようなことをしてゆくなど、様々なことを期待して、国の直轄事業でありますけれども、地元の皆さんにとってもすごく誇らしい事業として育てていきたいと。
それが、ひいてはアイヌ文化に関しての国民の皆さまの理解が深まる1つの大切な事業だと思っていますので、しっかりと目的が結実するようにうまくスタートさせたいと思っております。
延期したこと自体は大変残念でありますけれども、この延期期間を逆にうまく活用して、地元の皆さんを優先して内覧会の期間をもって、町民の皆さん全員に見ていただいて、盛り上げていただければと思っております。
 
(問)ウポポイについて追加で質問させてください。
確認ですが、6月中に町民向けの内覧会を開かれるということですけれども、その場で一旦簡単な記念式典を開かれて、地元の客を中心に開業という扱いになるのかと、本格開業の時期は、北海道と東京の感染状況を見てということだと思いますけれども、6月以降、数か月以内に速やかに本格開業したいというお考えなのかどうか。
(答)まだ具体的なことは決まっておりません。
原則、本格開業する前に地元の皆さんに優先して見ていただく内覧会ですから、内覧会自体は本格開業とは少し違うと思いますが、それをスタートするということで、一定の期間行った後、間隔を空けるというイメージはあまり持っていませんが、この期間が終わり次第、本格開業できればと。
これはもちろん地元との打合せをしなければなりませんが、しっかり開会式典、予定していて延期されたものをしっかりとやりながら、そのときから北海道の観光、文化に関してV字回復の1つの大きなきっかけになればいいなと思っております。
まだ具体的な日程は詰まっておりません。
あくまでこの状況が落ち着き次第ということです。
元々を言うと、この4月に開業するということで事業自体は段取りをしておりますし、中で営業してもらうテナントの皆さんも決まっておりますので、いつでも開業できますけれども、地元の皆さんが気持ちよく全国からのお客さんを迎えていただけるような環境を作らなければいけませんし、繰り返しになりますが、何よりも地元の町民の皆さんには、まず最初に優先して見ていただいて、こういうものを国が作らせていただいたということを、国の施設ではありますけれども、地元町民の皆さんの施設でもあって、共に協力しながら育てていきたいなと思っております。
そうしたことを考えているということです。

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