大臣会見

赤羽大臣会見要旨

2021年9月17日(金) 10:54 ~ 11:02
国土交通省会見室
赤羽一嘉 大臣

閣議・閣僚懇

 本日は特に私から報告することはありません。

質疑応答

(問)北朝鮮が15日に弾道ミサイルを発射しました。
日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられますが、これまでの国土交通省の対応についてお聞かせください。
(答)15日の北朝鮮の弾道ミサイル発射における国土交通省の対応としては、弾道ミサイルの発射の直後、総理大臣指示を受け、国土交通大臣である私から直ちに、1つ目は航空機・船舶等への安全確認を徹底すること、2つ目は国民及び関係事業者に対して、迅速・的確な情報提供を行うことの2点を指示しました。
弾道ミサイルについては、日本海上のわが国EEZ内に落下したと推定されておりますが、航空機や船舶への被害情報は確認されておりません。
今般の北朝鮮のこうした行動は、我が国と地域の安全と平和を脅かすものであり、言語道断であると考えております。
これまでの弾道ミサイルなどの度重なる発射も含め、わが国を含む国際社会全体にとって深刻な課題でもあり、また、この様な弾道ミサイル発射は、関連する安保理決議に違反するものであり、極めて遺憾であると考えております。
わが国としては、北朝鮮に対して直ちに北京(ペキン)の大使館ルートを通じて厳重に抗議し、強く非難をしたと承知しております。
国土交通省としても、国民の生命・財産を守り抜くために、引き続き、関係省庁と密接に連携し、情報収集及び分析、そして警戒・監視体制に全力を挙げてまいりたいと考えております。
 
(問)昨晩、中国がTPPへの加盟を申請したと発表しました。
これから交渉が本格化していく中で、国土交通省の所管分野で影響や課題などがあれば教えてください。
(答)昨日、中国がTPPへの加盟の正式申請を発表したという報道があったことは承知しております。
TPP11は国土交通省の直接の所管ではありませんので、具体的なコメントは差し控えさせていただきます。
一般論として、TPP11の高いレベルのルールを満たす用意ができる国が参加して、自由で公正な国際貿易の共通ルールが拡大されることは好ましいものと考えております。
 
(問)関連質問3回目で恐縮なのですが、タクシー・バス補助金の問題です。
国土交通省が新常態タクシー、ニューノーマルタクシーと称して、全国ハイヤー・タクシー連合会と共同歩調を合わせて、タクシー車両、バス車両に10万円を超える、デンソーは10万4千円と言っていますが、10万円を超えるデンソー製の空気清浄機を付けましょうと、この春以降一生懸命頑張っていらっしゃった。
あたかも国土交通省がデンソーさんの営業マンのように私には見えていましたが、その結果、タクシー事業者、赤羽先生も御専門ですけども、経営不安、それから雇用不安、こういうことを抱えながら、10万円、半金が国から補助金が出るといっても、取付工事込みで6万円以上が1台あたりタクシーには導入費用がかかると。
その結果、導入した人は非常にたくさんのお金を払わなければならなかったですし、6万円が高いということで導入が進まなかった経緯がこの夏ありました。
この施策自身、国交省としては間違いがあったのではないかと思うのですが、いかがでしょう。
(答)まず、タクシーにおける感染症対策は重要であるということは共有されていると思います。
タクシーの感染症対策機器に関する導入状況については、交付決定ベースでの推計で、空気清浄機については約1万台、オゾン発生装置については約2万4千台、その他の感染症対策機器等については約6万8千台と見込まれております。
まだまだ進めていかなければならないと考えておりますが、こうした現実の数字を見ましても、デンソー社の空気清浄機以外の会社の空気清浄機も、支援措置の補助事業が使われておりますし、オゾン発生器についても、台数は1万台を超える約2万4千台ですので、国土交通省がデンソーの空気清浄機の営業マンであるということには全く当たらないですし、私自身、タクシーの車両に付いている機器がどこのメーカーなのかということは全く承知をしておりません。
(問)8月13日になって、やっと自動車局旅客課長から全国の地方運輸局に何使ってもいいよと発出されました。
それまではヒアリング等でも、僕が取材した範囲ということですけれども、デンソーさんを国が推しているかのような振る舞いを現場はしていたと。
これは事業者の多くから聞いていますので、チャンスがあったら是非お伝えしたいくらいですけど、それでも旅客課は8月中旬以降、対応を少し変えて、今は安くて良いものがたくさんあるんですよね。
デンソー製は安くても10万円を超えてるし、空気清浄機なので半年に一回のフィルター交換、バスはひと月に1回のフィルター交換をやる。
デンソーにチャリンチャリンと金が入るわけですよ。
なぜこんなことを国土交通省自動車局はやったのかと。祓川(はらいかわ)局長以下どんな話をしたのか、大辻(おおつじ)旅客課長はどうだったのかということは、是非、上司として話を聞いていただきたい。
事業者は相当泣いていたということです。
これは事実としてありますのでお伝えしておきます。
(答)別に喧嘩するわけでもありませんし、この場で質問をいただいて、普及を促進しなければならないことは私自身改めて認識をしましたが、こうした公式の場で、今のような個人的な名前を出して具体的な御指摘をされるのであるならば、事実というものが具体的にどういうものなのかお示しをしていただかないと、事実に基づいたことでないと私も指示を出せませんので、よろしくお願いします。

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