大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2021年11月16日(火) 10:34 ~ 10:41
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

閣議・閣僚懇

 (大臣)本日、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

(問)大臣は先日、鉄道の安全対策の視察ということで、東京メトロの訓練施設の見学に行かれたと思いますが、そのときの御感想などをお伺いできればと思います。
(答)先週13日の土曜日に東京メトロの訓練施設を視察させていただきました。
車両の非常通報装置を実際に押してみて、車掌さんとの通話と、ホームドアとずれた位置に停車したときのホーム上へ避難をするというような体験をさせていただきました。
そして、本田(ほんだ)会長や山村(やまむら)社長を始め、事業者の皆さまと意見交換をさせていただき、大変勉強になったところです。
このいただいた意見や私自身が感じたことを参考にしながら、対応策を取りまとめていきたいと思っています。
その上で、国民の皆さまに、2つのお願いをさせていただきました。
1つ目は、車内の非常通報装置、この位置を確認していただきたい。
乗車される際に確認していただきたいということ。
2つ目は、万が一、非常事態が起きた場合には、躊躇なく非常通報装置のボタンを押していただく。
車掌と連携を取っていただく。
もう既に他の人が押していても、複数回押されるということは、車掌、乗務員に非常事態が起きたことを知らせるという意味で非常に大きな効果がありますので、そのお願いをさせていただきました。
もちろん我々行政、そして、事業者の努力。安全・安心に鉄道を利用していただく、そのための我々の努力が第一ですが、その上で、乗客の皆さまにこのような御協力をお願いすることは心苦しいことですけれども、安全・安心な公共交通の柱である鉄道を使っていただくために、あえて国民の皆さまにそのようなお願いをさせていただいたところです。
どうかよろしくお願いいたします。

(問)先週の会見でもありました「Go To トラベル」について、先週の会見時点では、政府として決まったことは一切ないということでありましたけれども、今日時点のタイミングでの現状はどう見ていますか。
(答)今の時点では、大体先週と同じ答えになると思いますが、まだ再開時期やその内容について、政府として方針を固めたという事実はありません。
ワクチン・検査パッケージの活用により、安全・安心の確保を前提とした仕組みに見直すこととしており、専門家の皆さまの御意見を伺いながら、検討を進めてまいりたいと考えています。
また、制度の見直しについては、総理からも御発言のあった中小事業者への配慮や、土日・平日の需要分散、平日への需要分散を含めて、具体的な制度設計について検討を進めていきたいと思います。
国土交通省としては、特に観光関連の事業者の方から多くの要望が寄せられていることも踏まえて、できる限り早期に再開できるよう、政府内で調整を進めていきたいと思っています。
 
(問)最初に御回答をいただいた関連なのですけれども、鉄道の施設を視察されて、対応策を取りまとめていきたいというお話ですけど、だいたい時期的にどれくらいをめどにお考えでしょうか。
(答)今、各事業者の安全統括管理者の皆さま方といろいろな協議をさせていただいているところです。
今の段階では、いつまでにということが言える段階ではありませんが、私も視察させていただきましたし、できるだけ早期にとりまとめをしたいと思っています。
またご報告させていただきます。
 

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