大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2022年2月15日(火) 9:15 ~ 9:20
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

閣議・閣僚懇

(大臣)本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

(問)新型コロナ、オミクロン株の水際対策についてお伺いします。
岸田総理は水際対策に関して、緩和に向けた検討を進めていくとのお考えを示されました。
現在、外国人の新規入国の原則停止措置などが水際対策としてとられていると思いますが、これまでの水際対策をどの様に緩和していくのか、方向性や見通しについて大臣からありましたらお願いします。
(答)先日、羽田空港に行き、岸田総理と車座対話を一緒にさせていただいたところですが、その場でも、車座対話の参加者の中からそのような御意見も出たところです。
その後、総理から、緩和に向けた方向で検討するとの方向が出されましたけれども、そのような声を、国土交通省としてもお聞きしています。
我が国の水際対策については、2月末まで、外国人の新規入国停止等の現在の水際対策の骨格を維持することとされています。
今後については、岸田総理が2月12日の車座対話の後の会見でも述べられたように、変異株も含めたオミクロン株に対する科学的な知見の蓄積、内外の感染状況の変化、海外の水際対策のありようなどを総合的に勘案し、政府全体として緩和に向けた検討を進めているところです。
国土交通省としては、特に観光業界から、インバウンドの受入を含む国際的な往来の再開に対する要望もいただいており、先ほど申し上げたように、車座対話では交通関係の方からも要望をいただいたところです。そうした声も念頭に置きつつ、関係省庁とも連携の上、適切に対応していきたいと思っています。
 
(問)先日の大雪の影響でJR北海道が長期にわたり運休となってしまいました。
この長期になってしまったことへの受け止めと、再発防止のためにどのような対策をとる必要があると考えるか、大臣の御所感をお願いします。
(答)今般の北海道における大雪により、札幌(さっぽろ)都市圏を含め、複数の路線が長期にわたり運休となり、多くの利用者に御迷惑をおかけする事態となりました。
このような事態になった原因として、JR北海道からは、短時間での大雪により、車両を基地に退避できず、29の列車が駅に留置した状況となったこと、これらの車両を移動させるためには、手作業での除雪作業を行わざるを得なかったこと。
駅に列車が止まっているので、除雪車が動けなかったということもあるようです。
さらに、車両の床下の機器に付着した雪の除去に時間を要したこと。
これは誰がやっても良いというものではなく、専門の方が行わないと、闇雲に除去をしていると車両の非常に繊細な部分を傷つけてしまうということで、その雪の除去に時間を要したことなどの報告を受けています。
いずれにしても、公共交通機関としての安定輸送を確保する観点から、今般のJR北海道の対応について、しっかりと検証する必要があると思います。
このため、昨日14日、北海道運輸局長からJR北海道(しま)()社長に対して、今回の事態を多方面から徹底的に検証し、再発防止策を検討して報告するよう指示したところです。
国土交通省としては、今後、JR北海道の検証結果を踏まえ、必要な対策を促進するとともに、その結果を他の鉄道事業者にも展開し、大雪時における同様の事態の再発防止に努めていきたいと思います。
 

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