大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2022年3月8日(火) 9:00 ~ 9:06
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

閣議・閣僚懇

(大臣)本日の閣議案件で、私から報告するものはありません。

質疑応答

(問)日野自動車のデータ不正の関係についてです。
大臣としての受け止めと、立入調査も始まりましたが、今後どのような点において重視した上で調査をしていくのかという点について伺います。
(答)まず、受け止めについてですが、今月4日、日野自動車株式会社から、トラック及びバス用のエンジンについて、排出ガス性能や燃費性能を確認する国の試験において、不正な行為があった旨の報告を受けました。
このような事態は、自動車ユーザーの信頼を損ない、かつ、自動車認証制度の根幹を揺るがす行為であり、極めて遺憾です。
国土交通省としては、この報告を受けた後、速やかに同社に対して、事実関係の詳細な調査及び再発防止策の検討を実施し速やかに報告すること、登録済みの車両について、リコールで対応可能なものについては速やかに実施すること、ユーザーへの丁寧な説明や対応に努めること、を指示しました。
また、昨日7日より、同社に立入検査を実施し、今般の不正な行為について、事実関係の確認を行っているところです。
今後、これらの結果等を踏まえて、厳正に対処してまいります。
2点目の立入検査についてですが、不正行為の内容、不正が生じた直接的・間接的な原因、再発防止策の内容、今回問題があるとされた4機種以外のエンジンにおける不正の有無、これは過去に生産されていたものを含みます。
このような項目について、立入検査によって事実関係を把握したいと考えています。
 
(問)ロシアとウクライナの状況に関連してお伺いしたいのですけれども、現在、日本の企業でも様々、国外に退避するようにという勧告が出されて、実際に社員を引き上げるような企業もありますけれども、国土交通省として何か対応を企業など関連団体に指示されたりということはありますでしょうか。
(答)ロシアまたウクライナ、大変厳しい状況になっておりまして、邦人保護の立場からいかに安全を保っていくかということを、我々も強くどのように対処していくべきか考えていますが、今後国外へ出ることが大変難しい状況になってまいりますので、政府としてあのような勧告をさせていただきました。
それに国土交通省としても全面的に協力をしていきたいと思っています。
(問)何か航空会社などへの対応とか、国土交通省内関連での御指示とかはまだ検討中でしょうか。
(答)特にまだ何もしていませんが、しっかり注視しているところです。
 

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