大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2022年7月15日(金) 10:40 ~ 10:47
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

閣議・閣僚懇

(大臣)本日の閣議案件で、特に私の方から報告するものはありません。

質疑応答

(問)知床沖での観光船事故の関係で、昨日、国交省の事故対策検討委員会が旅客船の安全対策の中間とりまとめを公表しましたが、これに関する受け止めと今後の対応をお願いします。
(答)事故から3ヶ月弱が経過しました。
改めて、お亡くなりになられた方々とその御家族の皆さまに対し、心よりお悔やみを申し上げます。
また、事故に遭遇された方々とその御家族に心よりお見舞い申し上げます。
国土交通省として全力を上げて捜索活動を継続しています。
また、原因究明にも全力を上げているところです。
今回の事故を受け、二度とこのような痛ましい事故を起こさないよう、5月11日の第1回検討委員会の開催から約2ヶ月間、委員の皆様に大変精力的に御議論いただき、昨日の第6回検討委員会において、総合的な安全対策の中間取りまとめを行っていただきました。
改めて、心から御礼申し上げます。
国土交通省としては、この中間取りまとめに掲げられた各種対策について、実施可能なものから速やかに実行に移すなど、小型旅客船の安全対策に万全を期し、利用者の皆さまに安心して御乗船いただけるよう、全力で対応してまいる所存です。
引き続き、年内の最終取りまとめに向けて、精力的に検討を進めてまいります。
 
(問) 知床の沈没事故をめぐって法改正を視野に考えているようですが、国会提出などのタイミングはいつぐらいであるとか、また政省令やマニュアルの改正など報告書を踏まえた今後の具体的な対応についてお伺いします。
(答)今回の中間取りまとめを踏まえて、まず実施可能なものから速やかに実行に移したいと思っています。
御指摘の法令改正等を含め、対策の具体化のために必要な検討や対応を速やかに進めてまいります。
いずれにしても、今回の事故の発生を真摯に受け止め、このような痛ましい事故を決して繰り返さないとの強い決意の下、中間とりまとめを踏まえ、小型旅客船の安全対策に万全を期してまいりたいと思っています。
 
(問)気象庁も担当の大臣でもあられますのでお伺いいたしますが、先日、御嶽山の噴火について損害賠償の訴訟の一審の判決がありましたけれども、その中で、噴火警戒レベルを引き上げなかった国の判断に対して、過失を認定したという部分があったのですが、それを踏まえて判決内容、今後の監視強化などについて活かす部分はないでしょうか。
お伺いします。
(答)平成26年の御嶽山噴火によりお亡くなりになられた方々に、また、御遺族の方に心よりお悔やみを申し上げます。
また、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
平成26年9月27日の御嶽山噴火災害に対する損害賠償を求めた訴訟の判決が、13日、一昨日言い渡されました。
その中で、御指摘のような言及があると承知していますが、現在、判決内容を精査中のため、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。
気象庁としては、今後も、関係機関と連携しながら、火山活動の監視や評価の技術を向上させるとともに、噴火警報等の火山防災情報を適時的確に発表するよう努めてまいりたいと思います。
 
(問)先日の官房長官の御発言とほぼ一緒なのですが、担当省庁として先ほど申し上げたような判決内容について活かせる部分はないでしょうか。
もう一度お伺いしますが、もう少し踏み込んだコメントを頂戴いただければありがたいと思ったのですが。
(答)繰り返しになって申し訳ありませんが、現在、判決内容精査中、また係争中ということもあります。
判決内容を精査中のため、コメントは差し控えさせていただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

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