大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2022年9月30日(金) 11:03 ~ 11:11
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

閣議・閣僚懇

(大臣)本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

(問)全国旅行支援についてですが、東京都が昨日11日からは開始しないと発表をしましたが、現時点での各都道府県の準備状況と、これに対する大臣の受け止めを教えてください。
(答)東京都の全国旅行支援の開始時期については、東京都が、今週28日(水)の都議会において、「専門家からの意見を踏まえ適切に判断を行うこととし、事業を実施する場合には、利用可能なホテルやクーポンを使える店舗の募集などに関し、概ね1ヵ月の準備を行う」旨を明らかにされたことは承知しています。
全国旅行支援については、全国的な旅行需要を早期に喚起する観点から、事業主体である各都道府県において、現場の実情を踏まえつつ、なるべく早期に事業を開始いただきたいと考えています。
実際に、多くの道府県においては、10月11日(火)の事業開始に向けて、必要な準備を進めていただいているものと承知しています。
国土交通省としては、多くの旅行者や観光に関連する方々になるべく早く支援をお届けできるよう、都道府県ともしっかりと連携して、適切に対応してまいりたいと思います。
 
(問)本日、北海道新幹線の整備に関する有識者会議が開かれるかと思いますが、今のタイミングで会議を立ち上げる狙いと、この北海道新幹線(新函館(しんはこだて)北斗(ほくと)札幌(さっぽろ)間)をめぐっては工事費の膨張、工期の遅れがかねてより指摘されていましたが、大臣の見解をお聞かせください。
(答)北海道新幹線(新函館北斗―札幌間)については、平成24年の着工以降、10年が経過し、トンネル工事も一定程度進捗してきているところです。
着工以降、自然条件への対応や関係法令の改正等への対応が必要となるとともに、近年は資材価格等の高騰なども生じています。
北海道新幹線に関しては、こうした事情の変化が事業費に与える影響を早い段階で精査するため、今回の有識者会議において、技術的な観点も含めて、有識者の委員から御意見をいただきたいと考えています。
また、あわせて、工事の進捗状況を御説明し、工程の工夫等についても議論を行っていきたいと考えています。
引き続き、国土交通省としては、北海道新幹線建設工事が円滑に進むよう努めてまいりたいと決意しています。
 
(問)全国旅行支援についてお伺いします。
まだ東京都のみが事務局が存在していないのですが、そのことについてどう思われるのかということと、各都道府県によっては、県民だとワクチン接種が2回でいいとか、内容、制度がバラバラだったりすることについて、事業者が混乱しているということを取材したのですが、そのことについてどう思われるのかお願いします。
(答)1点目の、東京都が少し準備に時間がかかると仰っていることについてですが、そもそも全国旅行支援の基本的考え方として、各都道府県ごとに判断いただくという仕組みになっています。
そういう意味で、各都道府県で御検討いただいていると思っています。
基本的に残りの46道府県については、10月11日に始まるように御努力いただいていると、認識しています。
2点目の、各道府県で混乱が生じているのではないかということですが、そういう報道があるのは承知しています。
全国旅行支援の開始に向けて、国土交通省としては、具体的な運用を担う都道府県に対して、国としての詳細なルールを既にお示ししており、現在事業開始に向けた準備を進めていただいているところです。
そのほか、旅行会社や宿泊施設の皆さまに対しても、業界団体を通して情報提供を行っており、できる限りの準備を進めていただいています。
まだスタートしたばかりですから、少し混乱する、そういう局面もあるかもしれませんが、しっかり我々としても情報提供、国からも直接、また、いろいろな業界団体等を通じても直接やっています。
今後、事業の開始に向けて、各都道府県において、具体的な運用が定められ、随時、旅行会社や宿泊施設などの関係者の皆さまに周知されるものと承知しています。
国土交通省としては、全国旅行支援の開始にあたり、旅行者や関係事業者をはじめとする現場の方々に混乱が生じないよう、今後も都道府県等としっかりと連携して、適切に対応していきたいと思います。
混乱が生じないよう、我々も各都道府県の担当者の方々と情報連携を密にして、進めていく決意です。

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