(記者)
本日は太平洋側を中心に各地で大変な大雨となっている状況です。
今年は梅雨入りが遅れていましたが、今週から各地で続々と梅雨入りが見込まれます。
本格的な出水期の到来を控える中で、事前の準備を含めた国土交通省の対応状況について改めてお伺いいたします。
(大臣)
はじめに、昨日から、低気圧や前線の影響で、西日本から東日本の太平洋側を中心に雨量が多くなっています。
各地域の皆さまにおかれましては、引き続き、災害の発生に十分警戒いただきますようお願いします。
御質問の、本格的な出水期に向けては、これまで全国各地における河川管理施設の点検や操作訓練、情報伝達体制の確認や水防訓練など、関係機関と連携して実施してきました。
私自身も、鳥取県の日野川水系の水防訓練に参加させていただきました。
また、特に、令和6年能登半島地震で揺れが大きかった地域においては、二次災害に備え、土砂撤去により流路を確保するなどの必要な応急対策を実施したほか、水防活動の目安となる警戒の基準水位の引き下げを行うなど、警戒避難体制を強化しています。
さらに、線状降水帯による大雨の「呼びかけ」についても、これまでは地方単位で行っていましたが、今年の5月からは、予報精度の向上に伴い、県単位を基本に実施しています。
国民の皆さまにおかれましては、お住まいの地域のハザードマップを事前に確認するとともに、気象台や地元自治体から発表される気象情報や避難情報、交通事業者の運行情報などを確認いただき、早め早めの避難行動をとるようお願いします。
国土交通省としても、自治体と連携を図り、緊張感を持って対応していきたいと思っています。