大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2024年10月8日(火) 9:01 ~ 9:08
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣)

本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

宮崎空港等における不発弾の磁気探査について

(記者)

先日の宮崎空港での不発弾の事案についてですが、磁気探査による調査について、今後される方針と言及がありましたが、時期についていつ頃から始められそうか、現在の調整状況を教えてください。
また、4空港(宮崎空港、那覇空港、福岡空港、仙台空港)以外への調査の拡大については検討状況いかがでしょうか。

(大臣)

10月2日に発生した宮崎空港での事案を受け、宮崎空港における運航の安全に影響が及び得る箇所の速やかな磁気探査の実施や、宮崎空港以外の不発弾が存置されている可能性がある空港における磁気探査の順次実施の検討を指示しているところです。
ここで宮崎空港の安全に影響が及び得る箇所というのは、例えば滑走路、誘導路、エプロンのショルダー及び着陸帯の一部等です。
また、他の空港で不発弾が存置されている可能性がある空港というのは、福岡空港、那覇空港、仙台空港等です。
宮崎空港については、実施に向けた契約手続き等の調整を進めているところであり、来週中には磁気探査に着手できる見込みとなっています。
また、宮崎空港以外の空港については、旧軍の飛行場であり、これまでに不発弾が発見されている、福岡空港、那覇空港、仙台空港、松山空港を現時点で調査の対象とすることを検討していますが、さらに対象空港を追加する必要性の有無について精査をしています。
国土交通省としては、今回の事案発生を踏まえ、必要な対応を行い、引き続き航空の安全・安心の確保を図っていきたいと思っています。

能登地方の豪雨で発生した流木の撤去について

(記者)

9月の能登豪雨についてお尋ねします。
今回の豪雨では、大量の土砂や流木が詰まって川を氾濫させ、被害を拡大させたという指摘があります。
土砂災害であると同時に流木災害とも言われますし、残された大量の流木が道路や家屋の復旧作業の妨げになっています。
同様の災害が今後、全国で起こる可能性があることも踏まえて、今後、流木災害の再発防止に向けた調査・検証についてお聞かせください。
加えて、能登での流木の撤去について、国がどう関わり進めていくのか、検討状況も含めてお聞かせください。

(大臣)

今回の能登半島の豪雨においては、多くの流木が発生し、被害の拡大をもたらしたと認識しており、国土交通省としては、まず、土砂災害専門家を現地に派遣し、流木による被害の実態調査に着手しているところです。
また、流域治水の取組の一環として、林野庁と連携し、流木の発生抑制や砂防施設による流木の捕捉などの流域流木対策を進めているところです。
能登での被害の調査・検証も踏まえ、対策の推進に努めてまいります。
さらに、能登地方で今回発生した流木の撤去については、公共土木施設災害復旧事業や堆積土砂排除事業を通じて、被災自治体の取組を支援するとともに、県による対応が難しい河川については、国が権限代行などにより対応することについて、迅速に検討していきたいと思っています。
私の地元の広島県ですが、大きな豪雨被害、また土砂災害が頻発する地域ですが、どの現場に行っても、多くの流木が川に架かっている橋に引っかかり、それが流れを大きく変えて予想もしなかったようなところが大きな水の流れができて、被害が生じるというところを私もこれまで度々見てまいりました。
まさにこの流木対策というのは、本当に大切だと実感していて、今回の能登半島地震でもこのことを痛感していますので、これをしっかり進めていきたいと思っています。

宮崎空港等における不発弾の磁気探査について

(記者)

先ほどの宮崎空港の件で追加でお伺いしたいのですが、来週中にもということでしたが、今想定している範囲内で、期間ですとか、空港が稼働している時間帯なのかどうかですとか、そういったあたり、もし今検討状況ありましたら教えてください。

(事務方)

御指摘の工事の時間帯ですが、運航に影響が出ない夜間等を想定しています。
また、調査の期間については、今精査をしているところですが、まず、当初の範囲は大規模ということではなく、既存の工事に付加するような形になるので、数日間程度になろうかと思っています。

(記者)

探査中は、運航や空港の営業には影響は出ないという理解で良いですか。

(事務方)

出ないような設定で調査を進めたいと思っています。

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