大臣会見

中野大臣会見要旨

2024年12月10日(火) 8:35 ~ 8:41
衆議院本館 議員食堂
中野洋昌 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣)

本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

宅配便の再配達率について

(記者)

先週、今年10月の宅配便の再配達率が10.2%と発表がありました。
政府は物流革新に向けた政策パッケージで今年度の再配達率を6%にする目標を掲げていますが、今後の見通しと国土交通省の取組をお願いします。

(大臣)

本年10月の宅配便の再配達率が、御指摘のとおり約10.2%ということで、昨年同月が約11.1%でしたので、数値としては約0.9ポイント減少したところです。
御指摘のとおり昨年6月の「政策パッケージ」等で掲げた再配達率6%の実現に向けて、本年10月から、順次、再配達率半減のためのポイント還元実証事業を開始してきているところです。
最長で来年1月まで実施される予定です。
置き配など物流負荷の低い受取方法を利用者に促す仕組みの社会実装を促進することで、今後、消費者の行動変容が進み、その効果が現れていくことを期待しているところです。
この再配達率6%の目標達成も含め、再配達の削減によりドライバーの負担を軽減し、物流に支えられた便利な暮らしを持続可能なものとするためには、国民お一人お一人の御協力が不可欠です。
私からも御理解と御協力を是非お願い申し上げる次第です。
本実証事業への参加などを通じた国民の皆さまの御協力により、持続可能な物流が実現していくことを期待しています。

(記者)

今の再配達の関係ですけれども、大臣御自身としては今回の0.2ポイント減少という数字についての受け止めをお聞きしたいのですが、令和6年度中に再配達率6%ということで、まだまだ開きがあるのかなという印象を受けるのですけれども、大臣としてはこの辺りはいかがでしょうか。

(大臣)

10月の再配達率は、先ほど申し上げたとおり10.2%ということで、昨年からは一応0.9ポイント減少したところです。
確かに目標は6%というところですが、これまで半年毎調査してきていますけれども、コロナ禍はかなり特殊な事情がありましたが、それを除けば過去最低の数値にはなっています。
いずれにしても、10月から実証事業を開始ということですので、是非この実証事業を通じて、先ほども申し上げた今物流に支えられた利便性、便利な暮らしというのは、ドライバーの皆さまの負担の軽減なしには支えられないということがありますので、この実証事業を通じて消費者の皆さまの行動変容がさらに進んでいくところを是非期待をしていますし、また、私からも御理解・御協力が是非必要だということを改めて感じています。
 

貸切バス横転事故について

(記者)

昨日、岡山県で観光バスが横転する事故がありまして、怪我人も出ているということです。
こちらの事故に関して、今大臣の方に入っている事実関係と、これに対する国土交通省の取組について、今雪のシーズンになりまして、こういったバス事故とかも懸念されるところはあるのかなと思うのですが、何かしら注意喚起ですとかそういった対策、対応をとるお考えがあるかお聞かせください。

(大臣)

昨日午前9時43分頃、岡山県真庭(まにわ)市の市道上で、島根県に向かっていた貸切バスが横転し、2名の方が重傷、9名の方が軽傷を負う事故が発生しました。
今回の事故で負傷された方々及びその御家族にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い回復をお祈り申し上げるところです。
この事故の原因等については、現在警察において調べているものと承知をしており、国土交通省においても、当該事業者への監査などにより、事実関係の把握を進めることとしています。
今後は、把握した事実に基づき、当該事業者に対して厳正に対処するとともに、運送事業者の安全な輸送の確保に向けて、御指摘の冬場の注意喚起など含めて必要な取組を進めていきたいと思っています。

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